2023年3月12日(日)、埼玉県川越市の伝統的建造物群保存地区を歩きました。かねてより訪れたい場所でしたが、たまたま地区の行政団体の研修旅行先となり、その機会を得ました。歩いたのは川越一番街(蔵造りの町並み)の「札の辻」交差点から「仲町」交差点まで。 ゆっくりと時間をかけて、一棟ずつ丁寧に見ながら歩きたかったのですが、時間の制約があったので、「時の鐘」(→記事)の通りを除き、南北通り「川越一番街」を速足で歩き、カメラに収めるに留まりました。撮影した画像を調べると、蔵造りや洋館、古民家造りの建物80数棟を撮っていました。漏れなく撮ったつもりなので、「札の辻」交差点から「仲町」交差点までの大半を収めたと思います。 川越市のウェブサイトによれば、新型コロナウィルス感染拡大前の令和元年の川越市入込観光客数は7,757,000人(→記事)。令和4年(1月~12月)の入込観光客数は5,509,000人。令和4年にはコロナで減少した客数が復活傾向を示しています。その内、 主要4エリア(一番街周辺、川越氷川神社周辺、喜多院周辺、伊佐沼周辺)は3,065,381人でした(→記事)。 明治時代に建築された重厚な蔵造り町家を中心に、近代洋風建築等も含めた伝統的建造物が立ち並ぶ「川越伝統的建造物群保存地区」。 一方で、地方都市の多くの商店街においては、古い建物を壊し、新しい建物が並んだ新しい街並みが出現し、同時にその地域の個性や歴史が消え去りました。その内、郊外の幹線道路沿いに商業集積地が生まれ、あるいはショッピングモールが進出し、地域性の乏しい全国区の店舗が集まりました。その影響で市街地の商店街からは客足が遠のき、賑わいを呼び戻すのに苦戦しています。 伝統的価値を有する古い建造物を壊さずに保存し、それが人々を魅了すること。川越伝統的建造物群保存地区がそのことを証明していますが、壊してしまった地方都市が今学んでも復活はできず、残念な気持ちが残ります。ただ、その思想を理解すれば”まだ間に合う何か”が見つかり、賑わいを呼び戻すことができるかも知れません。(2023/8/19 記) 川越市 川越伝統的建造物群保存地区 概要住 所:埼玉県川越市幸町の全部、元町1丁目、元町2丁目及び仲町の各一部範 囲:札の辻を北端とし、仲町を南端とする中央通り沿いの南北約430メートル、 東西約200メートル、面積約7.8ヘクタール。 選定年月日:平成11年12月1日(文部省告示第197号) |
(1)2023/3/12 (2)「米岡珈琲店」(珈琲、古着) 2023/3/12 (3)2023/3/12 (4)狭山茶「長峰園」 2023/3/12 (5)「仙次郎」(芋チップス・ソフトクリーム) 2023/3/12 |
(6)川越元町郵便局 2023/3/12 (7)2023/3/12 (8)「Mio Casalo 川越」(小江戸黒豚を使った「黒豚ドッグ」) 2023/3/12 (9)「小松屋」(民芸品) 2023/3/12 (10)「金笛うんとん処 春・夏・秋・冬」 2023/3/12 |
(11)「杉養蜂園」 2023/3/12 (12)川越まつり会館 2023/3/12 (13)「唐麺」(手造地粉ラーメン) 2023/3/12 (14)明治26年までここにあった土蔵が描かれています 2023/3/12 (15)2023/3/12 |
(16)2023/3/12 (17)「豆吉本舗」(豆菓子、焼きかりんとう) 2023/3/12 (18)2023/3/12 (19)「新井武平商店」(味噌・醤油) 2023/3/12 (20)「亀屋」(たまどら) 2023/3/12 |
(21)「茶和々(さわわ)」(和カフェ。抹茶アイス、ほうじ茶ラテ) 2023/3/12 (22)左:ヘアーサロン「銀巴里」、右:本屋 2023/3/12 (23)左:「かのん」(鐘つきたこせん、チョコバナナ)、右:あんこ 2023/3/12 (24)菓匠「右門」(いも恋、和膳) 2023/3/12 (25)居食屋「とりせい」(鳥料理) 2023/3/12 |
(26)大学いも専門店「いわた」(大学いも、いも菓子) 2023/3/12 (27)「STARBUCKS」 2023/3/12 (28)2023/3/12 (29)2023/3/12 (30)「近江屋長兵衛商店」(ドーナツ、食事) 2023/3/12 |
(31)2023/3/12 (32)「時の鐘」の通り 2023/3/12 「時の鐘」(→記事) (33)2023/3/12 (34)2023/3/12 (35)「亀屋栄泉」(さつまいも菓子) 2023/3/12 |
(36)手作り箸工房「きっちん遊膳」 2023/3/12 (37)創作漬物「河村屋」(漬物、かき氷、カフェ) 2023/3/12 (38)かつおぶし「中市本店」(鰹節、ねこまんま焼おにぎり) 2023/3/12 (39甘未茶房「かすが」(焼き団子、芋そうめん、冷やし抹茶) 2023/3/12 (40)「やまとごころ」(お香) 2023/3/12 |
(41)2023/3/12 (42)「小江戸」(つけもの)2023/3/12 (43)「川越パターテ」(ニョッキ、ジェラート) 2023/3/12 (44)「椿の蔵」(和雑貨、足湯喫茶) 2023/3/12 |
(52)2023/3/12 (53)2023/3/12 (54)2023/3/12 (55)2023/3/12 (56)2023/3/12 |
(57)2023/3/12 (58)2023/3/12 (59)2023/3/12 (60)2023/3/12 |
(61)2023/3/12 (62)2023/3/12 (63)2023/3/12 (64)2023/3/12 (65)2023/3/12 |
(66)2023/3/12 (67)2023/3/12 (68)2023/3/12 (69)2023/3/12 (70)2023/3/12 |
(71)2023/3/12 (72)2023/3/12 (73)2023/3/12 (74)2023/3/12 (75)2023/3/12 |
(76)2023/3/12 (77)2023/3/12 (78)2023/3/12 (79)2023/3/12 (80)2023/3/12 |
(以下、Wikipediaから一部抜粋)
1878年(明治11年)、旧川越藩の御用商人らの出資により第八十五国立銀行設立。1893年には川越大火により旧本店が焼失。1918年(大正7年)に、現在の建物が再建された。第八十五銀行は1943年に埼玉銀行となった。その後の業界再編で行名が数度にわたり変更となり、2003年より埼玉りそな銀行として営業。1996年12月には、埼玉県内では初となる国の登録有形文化財に登録された。 (81)川越一番街から 2023/3/12 (82)南側から 2023/3/12 (83)川越一番街から 2023/3/12 |