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コンクリート製擬木

コンクリート供試体(テストピース)を利用した擬木

掲載日:2019/5/23
 土木施工に関わる人ならば知っているコンクリート供試体。ある配合のコンクリートの圧縮試験を行うための試験体で、テストピースとも言います。試験で破壊に至った供試体は形が崩れますが、所定荷重では破壊しなかった供試体は、見た目はただのコンクリート製円筒です。


 数十年前、前橋市の某試験場に圧縮試験を依頼したとき、場内に不要物として置いてあったこれらの供試体を、「好きなだけ持ってってください」と言われ、十数本もらって来ました。庭にロックガーデンを造った時の土留めに用いたりしていましたが、中途半端に使用していたものがあったので、今回、これを擬木に仕上げて土留め材として利用しました。

 今回のコンクリート供試体のサイズは直径15cm、高さ30cm、重さは約12kgあります。気軽に扱うには重過ぎるかも知れませんが、重量がある分、土留め効果はあります。
 コンクリートの円筒のままでも土留めに利用できますが、如何にも廃物利用の風情なので、擬木にした方が庭の風景に融け込みます。モルタルで擬木風に仕上げるのが面倒な場合には、塗装を施すだけでも、一味変わると思います。(2019/5/23 記)

制作&施工完了


事前に擬木風に仕上げ、土留めとして布設し、塗装。 2019/5/22 

制作工程

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まずは供試体を擬木に変身


1〜3回目のモルタル処理を終えた供試体 2019/3/20

1〜3回目のモルタル処理を終えた供試体 2019/3/20
※根入れ部分のモルタルは省略

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布設(飾り門の左に6本、右に2本)

 庭と南側隣接地とは1m以上の段差があるので、門としては利用できない場所に、飾り門を設置してあって(→記事はこちら)、その左側に6本(*)、右側に2本、合計8本の供試体擬木を布設しました。

(*)飾り門の左側には最初は7本を計画。最終的には6本に減らして、右側を2本としました。

左側に7本布設中 2019/3/24

擬木前面に均しコン打設(門の左側6本) 2019/3/24

左側に7本布設中 2019/3/24

擬木前面に均しコン打設(門の右側2本) 2019/3/29

擬木前面の均しコンクリートと擬木間隙間のモルタル詰め完了 2019/3/29

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塗装

塗料は造形モルタル用4色を配合して使用。

影と表面部分の2色目塗装完了 2019/5/22

影と表面部分の2色目塗装完了 2019/5/22

更に色を加えて完成 2019/5/22





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