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初夏に咲く花(B)

野やあぜ道オープンガーデン

初夏に咲く花(ノアザミ、センダン、ベニバナトチノキ、ニセアカシア、野バラ、ハルジオン、セダム、ヘビイチゴ・・・)
初夏に咲く花(A)(アナベルやルピナス)

更新日:2015/6/8 ▲ページTopへ
 深谷市や伊勢崎市を始め、県内外の自治体で広がりつつあるオープンガーデン。伊勢崎市では今年は26軒のお宅が参加し、大勢の花好きな人々を楽しませてくれました。
 同じ頃、伊勢崎市郊外の野や田園においても野の花が咲き、華々しさは少ないものの健気で野趣があり、サイクリングの楽しさを倍加させてくれます。
 調べると、元々は園芸種で渡来したものが野生化したものもあり、野生化の過程で耐寒性や繁殖力を身に付け、代わりに花弁の大きさが小さくなったりしたようです。
 
 今回紹介する野の花は伊勢崎市五目牛町の水田脇などで咲いていたもの。多くは鑑賞されることもなく雑草扱いされていますが、それぞれ園芸種と変わらぬ可愛らしさがあって、碁盤の目のように耕地整理された、変化に乏しい水田地帯を楽しくさせてくれます。(2015/6/5 記)


ヒルガオ(五目牛町のあぜ道で)。結実は少なく、根っこで繁殖するようです。 2015/5/18

トウダイグサ

 当初、多肉植物のセダムの種類として紹介してしまいました。今朝、元公園緑地課Kさんから「トウダイグサ」と教えていただきました。トウダイグサ科は約335属、7500種以上を含み、特にトウダイグサ属が多く1500種ほどあるとのこと。
 セダム(学名:Sedum、ベンケイソウ科・セダム属)も500種類以上あって、小さい葉っぱや花が密集し、多肉っぽい姿が似てますが、それぞれの属とのつながりはないようです。(2015/6/8 更新)

 トウダイグサ(燈台草):トウダイグサ科トウダイグサ属トウダイグサ、学名: Euphorbia helioscopia。

トウダイグサ(五目牛町のあぜ道) 2015/5/18

開花前のトウダイグサ 2015/5/18

シロツメクサ(クローバー)

 四つ葉のクローバーは幸福の印として、ヨーロッパでは古くから言い伝えられているようです。私も子供の頃に探したことがあります。
 四つ葉のクローバーには各葉っぱに"名声・財産・恋人・健康"という意味があるとのことで、素晴らしいことです。
 シロツメクサはあぜ道や堤防など、至る所に繁茂しているので珍しくありませんが、群生して咲く姿はお花畑のようでいい感じです。庭に植えると不要になった時の駆除が大変なので要注意ですが。(2015/6/5 記)

シロツメクサ  2015/5/18

シロツメクサ(白詰草)  2015/5/18

アカツメクサ(赤詰草) 2015/5/18

ハハコグサ(母子草)

 ハハコグサは「御形(ごぎょう、おぎょう)」と呼び、春の七草の1つで食べられるとのことです。私は星野富弘さんの詩「母子草」が印象深いです。我が家の庭にも生えて来ることがあって、その度に富弘さんの詩を思い出して、花が咲くまで見守っています。(2015/6/5 記)


ハハコクサ(五目牛町の路傍で) 2015/5/18

カタバミ

 多くのお宅で、ガーデニングの悩みの種、カタバミ。咲き終えた種がパチンと割れて辺りに飛び散り、レンガや踏み石などのちょっとした隙間に根を張ります。根っこは長くて引っこ抜くのが大変です。花が大きく、交配種で色々な形や色に変化した物はオキザリスと呼ばれて園芸種で販売していますが、小さいカタバミは嫌われ者です。カタバミも学名は Oxalis corniculata(オキザリス コミキュラータ)なのですが。駆除するものと鑑賞するものと、その境界はどこでしょうか?(2015/6/5 記)

カタバミ(伊勢崎市五目牛町のあぜ道で) 2015/5/18

カタバミ(伊勢崎市五目牛町のあぜ道で) 2015/5/18

チガヤ

 こちらも当初エノコロクサと紹介してしまいましたが、今朝ほど、元公園緑地課のKさんから「チガヤ」と教えていただきました。当初、「ネコジャラシはもうちょっと穂の先が丸っこいかなぁ?」と疑問には思いながら紹介してしまいました。疑問がある場合は良く調べないと・・・と反省しています。
 ところでこのチガヤ、子供の頃、若い芽を摘んでガムのようにクチャクチャと噛んだ記憶があります。微かに甘い感じがしたのと、おやつなどない時代だったので、ドドメ(桑の実)同様におやつ代わりでした。この場所で咲くチガヤ、斜面保護のための植生なのか、自然に増えたのか分かりませんが、遠目にはススキのようで、土手を白く覆う姿には風情があります。(2015/6/8 更新)

チガヤ:イネ科チガヤ属チガヤ。Imperata cylindrica


チガヤ(上武道路と北関東道の立体交差部の土手) 2015/5/18

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紅花夕化粧(アカバナユウゲショウ)

 この花を最初に紹介したのは2011年6月。自宅から前橋みなみモールへのサイクリングコースで出会った時でした。以来、あちらこちらで見かけるようになり、我が家の庭でも植えた覚えもなく、あちこちで咲いています。オープンガーデンでお邪魔したお宅の庭でも見かけたりしました。ここ数年、野やあぜ道で咲く花の主役になりつつあります。今回紹介するのは伊勢崎市赤堀地区の五目牛町のあぜ道で咲いていました。(2015/6/5 記)

(以下、ネットの記事を要約)
●アカバナ科の多年草 草丈:20〜50cm ●花期:5〜7月 ●原産:北アメリカ南部 ●学名:Oenothera rosea
 花は直径1.5cm。薄い桃色の4枚花。赤い筋がある。昼から夜間に咲く。明治・大正時代渡来し、観賞用に栽培されていたものが野生化。

群生するアカバナユウゲショウ。伊勢崎市五目牛町のあぜ道で。 2015/5/18

水色ならばネモフィラにも似て・・・ 2015/5/18

フウロソウにも似たアカバナユウゲショウ 2015/5/18

ヘアリーベッチ

マメ科ソラマメ属の一年草
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 以前、→こちらのページでも紹介したヘアリーベッチ蟹沼の北側入り口脇で咲いていました。葉はカラスノエンドウに良く似ていて繁茂するので、なかなか庭には植えてもらえないと思いますが、花は可愛らしく、アップで見ればルピナスとも負けず劣らずです。土壌を選ばずに耐寒性も強く緑肥作物としても使用され、被覆力が強いので耕作放棄地や果樹園などの雑草防止にも使われているとのことです。(2015/6/5 記)

アップで見ると可愛らしいアリーベッチ
(伊勢崎市の蟹沼の北側入り口)
2015/5/18

葉っぱの量が多いので花が目立ちません 2015/5/18



下草の雑草抑制用に種を販売しているとのこと 2015/5/18




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