11月中旬、「いせさき市民のもり公園」へ紅葉や冬桜を見物に行った帰り、大通りを避けてぶらりサイクリングしていると、東毛広域幹線道路のケヤキ並木へ到着。変色するケヤキやドウダンツツジを眺め、側道に溜まった落ち葉の上をわざとタイヤで踏み、ザクザクっと立つ音を楽しんだりしている内に、東毛広域幹線道路のとある交差点に到着。信号待ちしながら、周辺樹木の秋風景を眺めていると、交差点北方に黄葉する並木が目に入って来ました。 引きつけられるように近付くと広瀬公園の桜並木です。園内に入ると以前訪れた記憶が蘇りましたが、今回特に印象強く引きつけられたのは公園全体が黄金色に染まっていたためでした。園内を一回りできる遊歩道を散策すると、何とここにも冬桜が咲いていて更に感激です。それも少なからずの本数で、ざっと十数本はあるでしょうか。樹高も高く、随分以前から植えられていた様子です。園内を散歩していたご年配の男性に話を聞くと、近所に住む方で、冬桜は最初の頃から植えられていたとのこと。ご本人には見慣れた風景だったようですが、「私が知る限り、伊勢崎市内の公園でこれだけ冬桜が咲くのは珍しいです」と伝えると、「春の桜も素晴らしいですから是非また訪れてください」と誇らしそうに語ってくれました。春にきっと思い出して「伊勢崎市内の桜風景」に加えたいと思います。 |
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公園を囲むように植えられた桜並木が鮮やかに黄葉した広瀬公園 2014/11/16 |
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広瀬公園は「いせさき市民のもり公園」から比べると小さな公園ですが、冬桜に関しては規模も歴史もこちらの方に軍配が上がりそうです。「いせさき市民のもり公園」との直線距離は約600m。2つの公園をセットにした冬桜行脚、今後、晩秋の行事になりそうです。 今回の紹介に際してウェブ検索すると、ある方のブログ”CARTON CAFE”の2011年3月の日記で、当公園の岡本太郎作「座ることを拒否する椅子」のことが紹介されていました。岡本太郎の作品が伊勢崎の公園にあること、それだけで驚くばかりで、設置するに至った経緯にも大きな関心が湧きますが、樹木を見上げながら一回りしたため、残念ながら椅子には気が付きませんでした。遠からずまた出かけてみましょう。 公園の前には大川が流れ、更に南方70mほどの距離には4車線+側道+歩道の立派な規格の東毛広域幹線道路が走っていますが、往来する車の音も届かない静かな公園です。西側には広瀬小学校が隣接しています。駐車場は公園北東にあって、25〜30台程度駐車できます。(2014/11/25 記) |
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広瀬公園の地図。伊勢崎市新栄町 |
黄葉する樹木と芝生(公園南側の遊歩道から北方) 2014/11/16 |
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黄葉する樹木と芝生(公園南側の遊歩道から西方) 2014/11/16 |
黄葉する樹木と芝生(公園西側の遊歩道から東方) 2014/11/16 |
公園の西側の桜並木と遊歩道。西日が落とす長い影。 2014/11/16 公園北西側の東屋。ひっそりと咲く冬桜 2014/11/16 |
芝生広場の北側で咲く冬桜 2014/11/16 |
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青空に輝く冬桜 2014/11/16 |
微妙に異なるそれぞれの冬桜 2014/11/16 |
西日に映える冬桜並木と草紅葉 2014/11/16 |
公園北側は遊具コーナー。ブランコや滑り台、複合遊具などが並びます。 2014/11/16 |
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いくつものブランコ 2014/11/16 |
遊び心を誘う複合遊具 2014/11/16 |
北西入口には巨石に刻まれた名前 2014/11/16 少年のブロンズ像。石碑の隣にもう一体あります。 2014/11/16 公園北東隅の駐車場。25〜30台駐車可能。2014/11/16 |
2014/11/16 東屋周辺。少し小高くなっています。2014/11/16 南側の大川沿ではサザンカが満開 2014/11/16 |