伊勢崎発祥の地 『赤石』 の名前を冠にするお稲荷さん・「赤石稲荷」、最初に出会ったのは数年前のことです。 目指して出かけた訳でもなく、最初はそこが「赤石稲荷」であることさえ認識せずに通り過ぎました。 その日、伊勢崎図書館西側の広瀬川河川敷に咲くアジサイを眺めながら、河川敷の遊歩道をサイクリングで南に下って来ると、南端部が行き止まりに。 「えっ、行き止まり?今来た道を戻らなきゃならない??」 →広瀬川緑歩道。後方は新開橋(しんかいばし) 2008/6/28 |
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・・・と、その程度で怯(ひる)んでは街中探検もできないので、その先の階段を自転車を抱えながら無理やりに上ると無事に広瀬川の左岸堤防へ。未舗装ながら何とか走れるので少し南に下ると、道路脇には身の丈ほどの雑草がはびこり、その隙間からは廃墟と思われる建物が見えます。更に巨木や篠竹に覆われた小山があり、恐る恐る中に入って見ると、小さな石段の先に小さな祠があり 「・・・お、お、お、なんじゃ〜、この怖そうな雰囲気は?!」 と、人気もなく寂しい雰囲気だったこともあって、そそくさとその場を去り、南側の永久橋まで辿り着きました。 右岸堤防には視界も広く快適なサイクリングロードがあるのに、左岸側はイマイチだなぁ・・・と思いながらも、その後、なぜか心に残る場所となりました。 この日、撮影した画像の記録を確認すると、2008年6月28日でした。(2011/5/28 記) |
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その後、気になってサイクリングのついでに何度か訪れ、撮った写真がこの写真(↓)です。2010/7/10の撮影です。どうです?ちょっと怖い雰囲気でしょう? その後、伊勢崎市の景観サポーターの仲間や、当サイトの掲示板・「いせさきのことなら何でも」などでやり取りする内に、この場所が「赤石稲荷」であることを知った訳ですが、ちょっと調べてみると、どうやら赤石稲荷の小山は古墳だったようです。
最初に出合った2008年には未舗装だった左岸堤防上の道も2010年には舗装を終えて、自転車でも通り易くなっています。ただ、南側の永久橋との取り付け部が狭く、北側は階段になっていてサイクリングロードとしては不連続になっていることから、自転車で出かける時にはその分を覚悟した方がいいようです。 ● 怖そうな場所として紹介しましたが、秋から春先にかけて、木々の葉が落ちた頃には明るい雰囲気になります。 地元の方たちが世話をしているのか、参道や祠周辺が汚れている事はありません。(2011/5/28 記) |
祠を覆う木々の葉が落ちて、明るい姿を現した赤石稲荷 2011/2/13 広瀬川の流れと赤城山と新開橋の南側の人道橋 2011/2/13 |
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広瀬川の流れと赤城山。右側の巨木の場所が赤石稲荷。 2011/2/13 赤石稲荷の鳥居と参道 2011/2/13 |
赤石稲荷の近くにある巨木 2011/2/13 赤石稲荷の祠の脇の石祠 2011/2/13 |
祠を覆う木々の葉が落ちて、明るい姿を現した赤石稲荷 2011/2/13 |
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伊勢崎発祥の地 『赤石』 の名前を冠にした「赤石稲荷」、ちょっと怖そうな場所にありますが、きっと由緒あるお稲荷さんであることと思います。皆さんも伊勢崎市の街歩きの時にでも出かけてみてはいかがでしょうか。 →『赤石』まちづくりワークショップの活動報告 また、「赤石稲荷」の歴史的な背景などをご存じの方がいらっしゃいましたら、当サイトの掲示板・「いせさきのことなら何でも」まで情報をお寄せいただければ光栄に思います。(2011/5/28 記) |