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いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト

機織りの道具類を注文

筬(おさ)の注文)|綜絖(そうこう)やシャトル、他の注文
更新日:2016/7/13
■日時:2016年(平成28年)4月12日
■場所と注文品
  馬場信金筬(かねおさ)製作所さん(群馬県桐生市) ・・・筬(おさ)の注文(→記事
  藤倉紡織機具店さん(栃木県足利市) ・・・・・・・・・・・・・・綜絖(そうこう)やシャトル、他の注文(→記事

取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎)

筬(おさ)の注文

掲載日:2016/7/3
 併用絣の経糸を通す道具・筬(おさ)。筬は経糸の”つなぎ”や仮織り、本織りの時に使用しますが、今回の併用絣で使用する経糸は1,260本。”つなぎ”や仮織りの筬は大山整形さんで近似する筬を適用して対応していただきましたが(→記事はこちら「筬通し(おさとおし)と仮織り(かりおり)」)、本織り用の筬は群馬県桐生市の馬場信金筬(かねおさ)製作所さんに注文することになりました。
 筬の仕様は下記の通り。
■長さ=1尺1寸=41.69cm
■羽の数=60羽(1寸の間に60枚の羽根)
■筬の高さ=85mm
■材質 羽=ステンレス、枠=竹

 馬場信金筬(かねおさ)製作所さん所蔵の書籍「桐生の機械金属工業のあゆみ」(昭和57年12月8日、桐生機械金属公表組合発行、非売品)によれば、2006年現在、群馬県内で営業していた筬製作所は馬場さんを含めて4軒。全て桐生市内の会社です。
 同書によれば、馬場さんの会社は大正12年(1923年)、馬場茂七郎氏が長男吾志知氏と共に創業。その後、三代目・猛さんと四代目・一彰さんが引継ぎ、現在に至っています。2016年4月現在、群馬県内で営業しているのは同社ただ一社とのこと。織物産業全盛時代には桐生市内だけでも十数社あった筬製作所。群馬県内に限らず全国的にも数が減少し、馬場さんへの注文は全国各地から届きます。東京からUターンして10年目の一彰さんと猛さん父子が支える馬場信金筬(かねおさ)製作所さん。その貴重な伝統技術を末永く継承していただきたいものです。(2016/7/3 記) 

馬場信金筬(かねおさ)製作所さんの工場内


筬製作ラインは2台あります。左が長尺用。 2016/4/12

群馬県内某社からの注文品を製作中の馬場一彰さん



材料棚

各種ワイヤ

群馬県内某社からの注文品を製作中の馬場一彰さん





群馬県内某社からの注文品。長尺の筬。

今回注文した筬(おさ)の現物(いせさき明治館で) 2016/4/27

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溶融したはんだ漕に”どぶ漬け”

 羽と枠とが共に金属製の筬の場合、全体を溶融したはんだ漕に”どぶ漬け”して接続します。どぶ漬け前には、漆喰と”ふのり”、和紙、石灰を混ぜた液体を筬の羽に塗布します。下の写真はその材料や道具類です。溶融温度は420度とのこと。

漆喰と”ふのり”、和紙、石灰を混ぜる釜

和紙

こて

ふのり

溶融漕

溶融漕

筬製造業に関する書籍

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金筬および筬屋
2007年11月10日 初版発行
著者 加藤 忠一 氏

桐生の機会金属工業のあゆみ
発行 霧生機械金属公表組合
昭和57年12月8日 発行





綜絖(そうこう)やシャトル、他の注文

掲載日:2016/7/11 ▲ページTopへ

 今回の伊勢崎銘仙・併用絣の織りで使用する綜絖(そうこう)やシャトル、木製管は栃木県足利市久松町の藤倉紡織機具店さんに注文しました。
 藤倉さんは創業100余年の老舗の織物用具製造販売会社。現在の店主さんは四代目です。織物用具製造販売業種としては関東甲信越では藤倉さんが唯一の会社とのこと。製品は詳細な注文を受けてから大半を自社製作しています。
 今回は長さ1尺2寸の綜絖(そうこう)(枠付き)を3組×2枚=6枚、その他を注文しました。(2016/7/11 記)

藤倉紡織機具店さん(栃木県足利市久松町)
2016/4/12

店内に並んだ高機(たかばた)

店内の陳列棚

店内に展示されていた円形のかせ

反物を織り中の高機(たかばた)。店内展示。

シャトルのサンプル


車なし

車付き

今回注文したシャトルの現物(いせさき明治館で) 2016/4/27

今回注文した綜絖(そうこう)の現物


高機にセットされた綜絖(そうこう)(いせさき明治館で) 2016/7/1

高機にセットされた綜絖(そうこう)(いせさき明治館で) 2016/7/1

今回注文した竹管150本(いせさき明治館で) 2016/4/27

今回注文した竹管(いせさき明治館で) 2016/4/27

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