筬通し(おさとおし)と仮織り(かりおり) [ 21世紀銘仙・Index伊勢崎銘仙・全体案内 ]  [ Home ]

いせさき併用絣を紡ぐプロジェクト

筬通し(おさとおし)仮織り(かりおり)

筬通し(おさとおし)仮織り(かりおり)
更新日:2016/3/20
■日時:2016年(平成28年)2月3日。9:00〜
■場所:大山整経さん(伊勢崎市)
■制作者:大山整経さん(大山仙八さん、昭子さんご夫妻)
■内容:今回の経糸を使用した筬通し(おさとおし)と仮織り(かりおり)
取材・撮影・記録:上岡(Go!伊勢崎) 2016/2/20 記

掲載日:2016/2/20 ▲ページTopへ

筬通し(おさとおし)

 整経(せいけい)と巻き取りを終え、つなぎを施した経糸(たていと)。 ただし、つなぎで利用した筬(おさ)の目は1,360本(*1)。今回の併用絣で使用する経糸は1,260本。100本多いです。
 そこで、つなぎで利用した筬(おさ)を外し、今回の経糸(たていと)数に相応しい筬と交換します。筬は竹製や金属製ですが、経糸(たていと)数にピッタリ合った筬を用意することは困難。今回は30羽の筬を利用して調整します。
  筬(おさ)の呼び方は、一寸(3.79cm)の間の目(羽)の数で示します。 「30羽の筬」とは3.79cmの間に30個の目がある筬のことです(30羽/寸と表記)。筬の目(羽)に通す糸の本数は様々。今回は4本を1つの目に通しますが、本数調整のため、一定間隔で5本通します。ただしこの方法は仮織り(かりおり、あるいは”からおり”)時のみ適応でき、本織り時には、糸が立ち(目立ち)過ぎて適応できません。
 糸束から糸を一本ずつ引っ張り出す時には事前に仕込んでおいた綾(あや)の存在が活きます。4本引っ張り出す時には綾棒の上、下、上、下と2回繰り返します。(2016/2/20 記)

(*1)つなぎなど、糸と糸をつなぐ時、作業の効率化のために以前の作業で使用した筬に通った束(これを”かぶつ”とも呼んでいます)を再利用します。


大山整経さんでの筬通し(おさとおし)。 2016/2/3(3分37秒)


筬通し(おさとおし) 2016/2/3

”さんご”(筬通し)を挿入して糸を引っ張り込みます 2016/2/3

綾から糸を一本ずつ引っ張り出します 2016/2/3

筬通し作業開始前 2016/2/3

筬のサンプル(金属製) 大山整経さん所有

更新日:2016/3/20 ▲ページTopへ

仮織り(かりおり)

 仮織りとは、伊勢崎銘仙併用絣の制作工程において、捺染加工(なっせんかこう)や蒸熱、経巻(たてまき)などの、整経(せいけい)から織り工程までの間、経糸(たていと)同士が横方向の間隔を正しく保持できるように、大きなピッチで斜め方向に緯糸(よこいと)を織り込む作業のことです。
 仮織りは仮織り機を使用して織ります。織り込む糸のパターン(紋栓)やピッチは機械に取り付けられたチェーン様の部品で調整します。仮織り機は通常の織りを行うこともできるとのこと。
 大山整経さんには2台の仮織り機が並んで設置され、繁忙期には一人で2台を同時に操作したとのこと。そのため、仮織り終了後に「玉」の端部に取り付けたアルミ箔から通電し、自動的に機械が停止する工夫なども加わっています。他にも伊勢崎銘仙独自の要求から様々に改良されています。(2016/3/18 記)

仮織りのことを「からおり」(空織り)とも呼んでいます。

仮織りのパターン(紋栓)
(動画:後日掲載)

仮織り、大山整経さん(4分32) 2016/2/3


仮織りを行う大山さんご夫妻 2016/2/3

仮織り開始前 2016/2/3

仮織りのパターン・「松葉」と「力」 2016/2/3

仮織りのパターン・「松葉」と「力」 2016/2/3

仮織り終了時に通電して電源を停止させる仕込み(アルミ箔) 2016/2/3

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