子どもの頃に食べた懐かしい味、1ヶ月に一度は必ず食べたくなる味、毎日食べても飽きない慣れ親しんだ味、 誰しもが味覚のどこか深いところに持っているそのような古里の味、地元の味。 このページは、伊勢崎市とその周辺で、例えば間口2,3間の小さな店やご夫婦で頑張っている店・・・ 決してメジャーじゃないけど、また全国チェーン店のように経営バッチリ・シッカリじゃないけど 固定ファンにしっかりと愛されている味を持っている、そのような店の特集です。 焼きまんじゅう|もんじゃ焼|だんご、草もち、まんじゅう、大福、たい焼き|おいなり、手巻き寿司、赤飯 |
おいなり、手巻き寿司、赤飯 |
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名 前 | 住 所 | TEL | 営業時間 | |
い | 伊勢屋 | |||
か | 柏屋 | 伊勢崎市波志江町4354-4 | 0270-23-7046 | |
み | みはし寿司 | |||
三橋寿司 |
岡埜栄泉(おかのえいせん)(虎ノ門)の豆大福先日、「ふるさとの歌さん」から岡埜栄泉(虎ノ門)の豆大福をいただきました。その日、東京の虎ノ門まで出かけて買って来てくれた感動のフットワークのお土産です。そぉ〜っと蓋を開けて触ってみると、柔らか〜い肌♪ぷにょぷにょっと赤ちゃんのほっぺたみたいに柔らかくてきめ細かくて、でも餡子の硬さがしっかりしているせいか、形が崩れることはありません。手に取ってみるとずっしりと重い。すぐに食べてしまうののももったいないのでネットで調べてみると、出て来る出て来るたくさんの情報。明治初期創設の老舗らしく、東京に30数店あるようです。「らしく」とか「ようです」と曖昧な事を言ったのは、実は今回お土産にいただくまで、岡埜栄泉の豆大福の事は知らなかったのです。 ・・・で、その味は・・・。と慌てないでまずは大福の姿をご覧ください。 |
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我が家の人形を添えて撮ってみました 一つずつ包装されています |
6個入りケース 普通の大福より少し大きいです |
歯応えがあり歯切れもいい餅 |
・・・と、写真で味が伝わったでしょうか。 岡埜栄泉(虎ノ門)の豆大福の味は、最初の一口がまず「塩の甘さ」。塩が砂糖の甘さを上品に引き立て、砂糖の甘さだけの単調な甘さでなく、ふくよかな深みのある甘さに仕上げてくれています。甘いのにスッキリとしていると言った感じです。 次に感じるのが餅の歯応え。手に取ると溶けてしまうほどに柔らかいのに、不思議な事に噛んでみると歯応えがあり、「おや?何で?」と軽い驚きと安心感を感じます。歯切れも良く、歯に付く感じは全くありません。 そして次なる楽しみは餡子の中の豆。餅の部分の黒豆は期待どおりで、豆と餅を交互に味わう楽しみを与えてくれますが、予期せぬ驚きが餡子の中。こし餡だけと思っていたのに何かコリッとした歯ごたえがあり、確認はしませんでしたが、多分、豆が混じっているようです。つぶし切らなかった小豆と言うより、もっと存在感を感じる豆の感じでした。 大福一つの大きさが結構大きいので、一つがちょうどいい量だと思いますが、私は3時のおやつに2個食べてしまいました(食べ過ぎ?)。噴門の弁の機能が弱くて添加物入りの食べ物は必ずと言っていいほど胸焼けを起こす私ですが、この大福は全くノープロブレムでした。 伊勢崎市には様々な饅頭があって、「饅頭の伊勢崎」と言う観光化もできるのじゃないかと密かに思っているのですが、創業百数十年続く東京の老舗の大福の味は大いに刺激になるのじゃないでしょうか。(2011/5/3 記) |