Go!伊勢崎 さようなら伊勢崎木造駅舎 [ 駅周辺開発・Index ]  [ Home ]



伊勢崎駅メモリアル

さようなら伊勢崎木造駅舎

動画で紹介映画「嫌われ松子の一生」に登場
まち歩きと伊勢崎駅舎ペーパークラフトづくり写真展・木造駅舎を訪ねて最後の記念撮影伊勢崎駅前の路上ライブ
更新日:2021/12/27 →駅周辺開発を語ろう(掲示板)
 JR両毛線高架化工事に伴い、現在の木造伊勢崎駅舎が解体されることになりました。
 高崎駅、新前橋駅、前橋駅、桐生駅と、群馬県内のJR両毛線の各駅舎が次々に改築されて行く中、駒形駅や国定駅、岩宿駅と共に木造駅舎として現役で活躍していた伊勢崎駅。その伊勢崎駅が長いお役目を終えようとしています。
 伊勢崎駅の開業は1889年(明治22年)、現在の駅舎の竣工が1934年(昭和9年)、76歳での現役引退です。伊勢崎駅は駅南口が緩い勾配になっていて、駅舎は周囲よりも少し高い位置にあり、そこに立つ赤い屋根の木造2階建て洋館は、気品があります。木造駅舎の貴婦人と言えるでしょう。

 昭和を生き抜いた伊勢崎駅舎。そこは昭和と現代とを行き来するタイムトンネルでした。当サイトの取材で、伊勢崎市内をブラリサイクリングする時、駅周辺まで来た時には必ずと言っていいくらいに伊勢崎駅まで寄り道をし、周辺をぶらつきました。駅前の立ち食い蕎麦に釣られた事も多くありましたが、特別な用事がなくても「こんにちは」と伊勢崎駅にご挨拶に顔を見せ、そして、しばらく佇むとちょっと癒された気持ちの自分がいて、誰に言うともなく、「それじゃ、またね」と。

■住所:伊勢崎市曲輪町
■伊勢崎駅の開業:1889年(明治22年)11月20日
■駅舎の竣工:1934年(昭和9年)
■構造:木造平屋建て一部2階

さようなら 伊勢崎木造駅舎(動画で紹介)

1934年に竣工し、2010年、伊勢崎駅高架化工事に伴い解体され、76年の役目を終えた伊勢崎木造駅舎。
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さようなら 伊勢崎木造駅舎(6分3秒)

映画「嫌われ松子の一生」に登場

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■映画「嫌われ松子の一生
 制作年:2006年、監督:中島哲也、原作:山田宗樹、主演:中谷美紀、上映時間:130分
■伊勢崎駅が登場するシーン
 流転を続ける主人公松子が久々に故郷へ帰り、義弟(妹の夫)に車で送ってもらって到着したのが伊勢崎駅。登場する時間は1時間39分頃。
 当時を知る人には懐かしい店舗並びが見えます。2006年と言うと、当「Go!伊勢崎」を開設した年。ロケ情報を把握していれば見学できたのですが。残念。


義弟に送ってもらって到着した伊勢崎駅。正面入り口上にはステンドグラスが見えます。
外側から見ると・・・↓

木造駅舎時代の伊勢崎駅正面。下部にステンドグラスの窓3つ。 2008/8/30

主人公松子(中谷美紀さん)が構内に入って来ます。

駅前の店舗並び部分を拡大。中央後方の自転車預り所は、現在は南口の東側へ移転。

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過去、当サイトで紹介した伊勢崎駅の写真の中から、何枚かを紹介します。


後ろに新しい立体駅のホームが見え始めました。
新旧がちょうどシンメトリーに重なり、新旧合体デザインもありか?と。2010/1/10

2010/1/10

東武伊勢崎線・新伊勢崎駅
木造駅舎です。
→こちらで紹介してあります。

現在の伊勢崎駅の木造駅舎の後方で進む高架駅舎工事。工事中の
クレーンが荷役作業のためにゆっくりゆっくりと動いています。2009/11/7

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 平成22年(2010年)6月にはJR両毛線の高架化が完了します。その時点で現在の木造の駅舎がどのようになるのか詳しくは分かりませんが、少なくとも現在の場所に残ることはなさそうです。
 JR両毛線の高崎駅、新前橋駅、前橋駅、桐生駅と主要市の駅舎が次々に改築されていく中で、最後まで木造の地上駅として残った伊勢崎駅、メモリアルのために画像で記録しておきたいと思います。伊勢崎駅周辺開発のページにも、適宜掲載してありますので、ご覧ください。 さよなら木造・伊勢崎駅舎
現在の駅舎の後ろで進む新しい立体駅舎

2009/8/29

2009/8/15

2009/8/15

鉄骨工事が進む新しい駅舎とその前に佇む現在の駅舎 2009/7/12

2009/7/4

新旧交代風景。現在の駅舎の北側に高架橋建設が進み、
高架橋の上では駅舎の鉄骨建方が始まりました。2009/7/4

真っ青な空が良く似合います 2008/11/23

お馴染みの立ち食い蕎麦屋さん 2008/8/30


良く見ると、窓がステンドグラスのようになっています。2008/8/30

南東側から 2008/8/30


南側から。駅の西側は駐車場になっています 2008/8/30

高架化が始まる前の木造伊勢崎駅舎 2007/10/7

緑化フェア中の花壇越しに見る伊勢崎駅 2007/4/30

曇り空の中、静かに佇む伊勢崎駅 2006/10/1

写真展・「木造駅舎を訪ねて」 浅見頼好氏

掲載日:2010/3/7 ▲ページTopへ
 土日を待っていたかのように久々に晴れ渡った3月27日、「いせさき明治館」で浅見頼好氏の写真展「木造駅舎を訪ねて」が開催されました。
 浅見氏が長年に亘り訪れカメラに収めた日本全国の木造駅舎。展示された写真には、サクラや新緑に囲まれ、時には雨に打たれて佇む姿や雪に覆われて凍える姿、また爽やかな青空の下で凛と立つ姿など、四季折々の様々な木造駅舎の姿が写し出されています。
 展示場の「いせさき明治館」の素朴な和室の雰囲気にピッタリと合った木造駅舎の写真展、皆さんの訪れを待っています。
 期間は明日28日まで。入場無料。(2010/3/27 記)

写真展会場の「いせさき明治館」 2010/3/27





 初日の今日27日、開場時間の少し前に訪れ、浅見氏ご自身にゆっくりと案内していただきました。
 話を伺い写真を見るうちに、浅見氏の想いは木造駅舎に対してだけではなく、古き良き建造物全体に対する想いであることが伝わって来ました。
 展示されている写真には木造駅舎と一緒に丸い真っ赤な郵便ポストが写っています。氏に聞けば「本当は『郵便ポストと木造駅舎』と言うタイトルにしたかった」とのこと。皆さんも何枚の写真に郵便ポストが写っているか、写真展に訪れて確認してみてはいかがですか。(2010/3/27 記)





浅見氏に刺激されて、
会場の「いせさき明治館」前に立つ
郵便ポストを撮ってみました。
2010/3/27

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写真展「木造駅舎を訪ねて」・浅見頼好


掲載日:2010/3/30 ▲ページTopへ

まち歩きと伊勢崎駅舎ペーパークラフトづくり

 2010/3/28(日)、空模様がもう一つはっきりしない肌寒いこの日、参加者が集まるだろうかと気を揉みながら伊勢崎駅に駆け付けてみると、予想に反して大勢の人が参加し、記念撮影や街歩き、ペーパークラフト伊勢崎駅舎作りと、楽しく有意義なひと時を過ごしました。夕方には一杯やりながらの「伊勢崎駅舎76年を語る集い」もありました。
 曇り空がこの日の風景を少しくすんだセピア色に留め、木造の古い洋館の伊勢崎駅の記念イベントにはちょうど相応しい天気だったようです。(2010/3/30 記)

参加者が集まって来ました

思い思いに記念撮影

いせさき街並研究会代表の栗原さんから
今日の催しの説明

みんな揃って記念撮影。曇り空と赤レンガ屋根、古い洋館が明治、大正、昭和にタイムスリップしたかのようです。♪

もう1枚。さようなら〜伊勢崎駅舎。♪

伊勢崎駅の歴史を説明

同聚院の武家門
伊勢崎市で一番古い木造建築です。

元設楽医院の赤レンガ塀

旧近藤商店の大谷石倉庫。
現在はブティックになっています。

駅前通りの雁木折りの名残

元設楽医院の赤レンガ塀

いせさき明治館
(旧黒羽根内科医院旧館)

旧時報鐘楼


 赤石楽舎でペーパクラフトの木造・伊勢崎駅舎作り。みんな真剣です。




伊勢崎駅舎ペーパークラフト
 この日参加できなかった皆さん、木造伊勢崎駅舎が間もなくその76年の勤めを終えて引退しようとしています。現在のところ、解体移築の話もないようです。去りゆく前に、今一度皆さんの心の奥に留めに出掛けてみませんか。

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伊勢崎駅舎解体のため

最後の記念撮影

 伊勢崎駅解体の日が近づいてきました。なくなってしまう前に、みなで駅舎をバックに大記念撮影会をすることになりました。後世に残る記念の一枚になるはずです。伊勢崎駅に思い入れのある方もそうでない方も、ぜひこの記念写真に納まってください。

グッバイ僕らの伊勢崎駅舎〜最後の記念撮影〜
日付:328日(日) 時間:13:30
集合場所:伊勢崎駅入口付近
お問い合わせ:歩く街の会(0270−75−1288「ほのじ内」)

伊勢崎駅舎76年を語る集い

※ 当日午後6時より、大手町の設計工房「福」(旧不二家)において、一杯やりながら【伊勢崎駅舎76年を語る集い】を行います。ご都合がよろしければ、こちらもどうぞ足をお運びください。



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