2008年8月2日、3日、全国各地で猛暑が続く両日、境の街が今年もまた人々の熱きエネルギで包まれました。 境町各区の9台の山車は夕暮れまでの間、市内各地を巡行します。山車の上では老若男女が交替しながらエネルギッシュに太鼓を叩き、笛を吹き、鐘を鳴らします。叩き手の身体の揺れに合わせて、山車も踊っているかのように揺れます。 |
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駅前通りを巡行する仲街の山車 東街 上街 |
上街 諏訪街 諏訪街。 レイディ二人が涼やかに両脇に立つ姿が祭りに粋な雰囲気を加えます。 |
歩行者天国になった 国道354号を巡行する上街の山車 諏訪街の山車 国道354号を巡行する仲街の山車 後姿が舞台の幕のような 元町の山車 |
陽が完全に沈み、国道354号が山車の明かりに照らされる頃、山車の舞台上では益々勢いに乗った叩き手が疲れ知らずに叩き続け、山車も丸で生き物であるかのように躍動します。 夜8時を過ぎる頃には、9台の山車から発生するエネルギが十字路の中央一点に集まり、そのエネルギが1頭の龍となって天空へ昇って行くかのようでした。この十字路のド真ん中に立てば、誰しもが俄かに映画監督になり、そんなシナリオを書いてみることでしょう。 |
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元街と仲街 |
栄街 |
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三ツ木 三ツ木の山車の彫刻 諏訪街 女塚 と 栄街 |
上街 栄街 女塚 百々(どうどう) |
仲街 仲街 女塚の山車の彫刻 諏訪街 |
← 横並びした4台の山車 各山車には見事な彫刻が施され まつりの歴史を物語るかのようです 十字路には人々が密集し 山車の舞台と同様に熱い想いを 共有しています ↓ |
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山車の集結の前には神輿の練り歩き! 国道354号のパレードを終え、山車が集結するまでの間、まつり広場で待機していた神輿が威勢よく繰り出します。 |
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↑ お祭り広場で待機する神輿の担ぎ手 ↓ |
いよいよ国道354号へ繰り出します |
放水と汗で全身ビッショリ 観客が神輿目掛けてバケツの水を放り投げ、担ぎ手の熱気を冷やします。 女神輿 |
夕暮れまでのひと時、国道354号ではパレードが行われました。 伊勢崎市の消防音楽隊の吹奏楽のマーチを先頭に、市内の様々な団体、グループがパレードを行いました。 |
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伊勢崎市の消防音楽隊の吹奏楽のマーチ |
境アミーゴバトン サッカーチーム クリアンサ サッカーチーム クリアンサ 伊勢崎人権 擁護委員境支部 更生保護 女性会境支部 |
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境剛志小 マーチングバンド 上武剣道クラブ |
交通安全協会 采女賞 リトル |
街中寸景 ▲ページTopへ | ||
駅前の天武 |
国道354号 街の西側 ここから街中へは通行止め |
おまつり広場で獅子舞の演舞 おまつり広場で和太鼓演奏 国道354号 街の東側 ここから街中へは通行止め |
夕暮れ前から午後9時まで、街中を行き来しながら祭りの風景を追いかけましたが、一つの身体、あちこちで気になる音が聞こえてもなかなか全てをカバーできませんでした。 「昨年とは違う視線で色々な風景を」と思っていましたが、九台の山車から発する熱気には抗うこともできず、気が付いてみれば山車が集結する十字路のド真ん中。それでも今年は午後のパレードの風景を新たに加えることができました。 境の夏の熱き一夜のレポートでした。 波志江町から自転車で駆け付け、行きは緩やかな勾配に助けられての軽快な道程ですが、帰路はその分と3時間の現場での追っ掛けがタップリと効いて、思い切りハードトレーニングでしたが、祭りの熱き余韻に包まれて、これもまた楽しい道程でした。(2008/8/4 記) |