当ページでは、国道50号バイパス・前橋笠懸道路のうち、伊勢崎市野町区間の現況をお伝えします。当区間は全てバイパス区間(cf.下図)で、粕川と鏑木川を渡河し、群馬県道73号 伊勢崎大間々線(大間々県道)を立体交差します。 2022年3月9日の現地踏査では、粕川と鏑木川の間は主に水田、鏑木川と大間々県道間は雑木林・竹林や空き地、大間々県道以東は住宅地(予定地内に数棟)でした。鏑木川右岸側の水田では広範囲で工事が進み、遺跡調査の最終段階と調整池用造成工事だったと思われます。 粕川以東(左岸側)の水田と鏑木川右岸の調整池北部の水田には道路予定地と思われる範囲に立入防止柵(木杭)が打たれ、ワイヤが張られていました。この日時点では、現道の通行止めはありません。 大間々県道以東の区間では道路予定地を明確に確認できませんでした。屋敷林や住宅がある区間なので、見通しが悪かったせいかも知れませんので、後日改めて出かけてみます。 なお、群馬建設新聞の2021/07/17のウェブ記事によれば 伊勢崎市野町区間には下記2つの橋梁と2か所の調整池が計画されています。(2022/5/17 記) 【橋梁】 ■鏑木川渡河 : (仮称)鏑木川本線橋、橋長 = 25.2m ■群馬県道73号 伊勢崎大間々線立体交差 : (仮称)香林陸橋、橋長 = 28.8m 【調整池】 ■鏑木川の左右岸に各一か所。築堤構造で計画。 |
国道50号バイパス・前橋笠懸道路 赤堀今井町〜香林町区間 伊勢崎市野町の前橋笠懸道路周辺の伊勢崎市認定道路図(いせさきくわマップから抜粋) |
粕川以東(左岸泡)の水田には道路予定地と思われる範囲に立入防止柵(木杭)が打たれ、ワイヤが張られていました。この日時点では、現道(伊勢崎市道(赤)1-243号線)の通行止めはありません。(2022/5/17 記) 粕川以東(左岸側)の水田。右:伊勢崎市道(赤)1-243号線 2022/3/9 粕川以東(左岸側)の水田に打たれた立入防止柵 2022/3/9 市道(赤)1-387号線とその東西区間。右後方では遺跡調査と造成工事。 2022/3/9 市道(赤)1-387号線の東側(鏑木川右岸)では遺跡調査と造成工事。 2022/3/9 |
3月9日、鏑木川右岸側の水田では広範囲で工事が進んでいましたが、調整池予定地の遺跡調査と調整池用造成工事だったと思われます。調整池北部の水田には道路予定地と思われる範囲に立入防止柵が打たれ、ワイヤが張られていました。(2022/5/17 記) 造成工事が進行中。左:伊勢崎市道(赤)1-243号線 2022/3/9 造成工事が進行中。右:伊勢崎市道(赤)1-387号線 2022/3/9 遺跡調査進行中 2022/3/9 道路予定地の立入防止柵、右:伊勢崎市道(赤)1-243号線、後方に鏑木川。 2022/3/9 |
大間々県道の西側区間は立入防止柵が打たれ、道路予定地を確認できましたが、大間々県道以東区間には屋敷林や住宅があり、道路予定地を明確に確認できませんでした。後日改めて出かけてみます。 大間々県道とは立体交差((仮称)香林陸橋)が計画されていますが、大間々県道西方50mほどの距離には大間々県道とやや並行に伊勢崎市道(赤)1-244号線が走っていて、この市道との交差方法(立体交差、寸断、廃道など)については現時点では確認できていません。(2022/5/17 記) 伊勢崎市道(赤)1-244号線)西側の道路予定地 22022/3/9 伊勢崎市道(赤)1-244号線)と大間々県道(手前の道路)に挟まれた区間 22022/3/9 |
※以下は国土交通省とWikipediaのウェブサイトを参照しました。 【概要】 国道50号前橋笠懸道路は、県内の国道50号で唯一の2車線区間である前橋市からみどり市間において交通混雑の緩和と交通安全の確保を図ることを目的とするバイパス(一部現道拡幅)事業です。 これまでに、鹿交差点改良部が完成しています。 【令和3年度の予定】
起点:群馬県前橋市今井町(今井町交差点) 終点:群馬県みどり市笠懸町鹿(鹿交差点) 全長:L=12.5km 前橋市今井町〜伊勢崎市赤堀今井町(西)交差点付近(約4,500m)=現道拡幅 伊勢崎市赤堀今井町(西)交差点付近〜みどり市笠懸小学校前交差点(約7,500m)=バイパス新設。 規格:第3種1級 設計速度:V=80km/h 標準道路幅員:W=27.25m 車線数:4車線(車線幅員:W=3.5m) 車道部=16.5m、路上施設帯=3m、自転車歩行者道=2×3m=6m) |
標準横断図 |