オープンガーデンいせさき2022・(10)スイートガーデン [オープンガーデン2022・Index ] [ Home ]



オープンガーデンいせさき2022 訪問記

(10)スイートガーデン

公開日:5月14日〜18日 訪問日:5月15日

 「スイートガーデン」の大きな特徴は中央に広がる芝生広場とその周囲を彩る様々な種類のバラ。バラの多くは塀やテラス、アーチをタップリと覆う大きさで、初めてお邪魔した2014年の頃と比べると、格段に大きく成長しています。ガーデン名は「スイートガーデン」ですが、ローズを加えた「スイートローズガーデン」と呼んでみたくなりますが、バラの甘い微香に包まれた庭と言う意味では、「スイートガーデン」の方が意味深いのだろうと思ったりもします。

 訪れた5月15日、やや強めの風が吹き、バラの微香が風に乗ってガーデン内に漂い、ちょっといい気分に浸りながら揺れるバラにカメラを向けていると、バラと混じって白や紫のクレマチスが咲き、足元では麦ナデシコやオルレア、ハーブ等が一斉に風にそよいでいて、花園の風情を見せてくれました。

 当初からシンボルツリー的存在だったユーカリの木は、大雪被害で大枝が折れた後も健在で、折れ曲がった枝が創り出す造形がまた味わい深い雰囲気を醸し出していましたが、銅葉のスモークツリーとミモザが大きく育ち、ユーカリと並んでシンボルツリー的存在になりつつありました。

 洒落た気分を味わせてくれるのは、庭のそこかしこに置かれたアクセント的工夫ブリキのバケツと野鳥が寛ぐ大きな皿に水盤仕立てで浮かべられたバラやクレマチス、錆び色のジョウロ、ハンギングバスケットに寄せ植えされた花、錆びた柄の付いた小さなブリキのバケツに入ったギボウシ等。また、バイオリンを弾く猫や毛むくじゃらの人間が微笑んでいたりと、謎めいた置物も童話の世界に触れるようで楽しいことでした。

 大きく育ったバラを中心に、様々な花や葉っぱが変化を加え、謎めいた置物やガーデングッズが不思議な世界を想像させ、何ヶ所かに置かれた白いベンチが憩いを誘い、そんな庭「スイートガーデン」でした。(2022/8/23 記)


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花園


門前を彩る花々

オルレアやハーブが咲くコーナー。水盤仕立てのバラのアクセント。


バラのアーチに抱かれるように置かれた白いベンチ


バラに包まれる園内

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アクセント


白いベンチに掛けられたハンギングバスケットの寄せ植え


縁取りが付いた大きな葉っぱのギボウシ

クレマチス等の草花コーナーに置かれたさび色のジョウロ


ブリキのバケツに浮かぶバラやクレマチス

水盤仕立てのバラ。縁に停まる野鳥が可愛い。

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Mysterious


八重の白いクレマチスの中に佇むエンジェル


ヴァイオリンを弾く猫

微笑む毛むくじゃらの人間




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