購入した時に「八重咲ニリンソウ」と名札が付いていたので、ずっとニリンソウと思って手入れしていたこの花。 改めてよく調べてみると、「ニリンソウ」の命名の由来である「一つの茎から2本の花径」は付いておらず、付いている花径は一本です。全部の茎を調べましたが、2本付いたものはありません。と言うことで、今後は八重咲イチリンソウと改めることとします。 またイチリンソウ(一輪草)は別名イチゲ(一華)とも呼び、この花のように菊のように咲くことを菊咲(キクザキ)と呼ぶとのことなので、 「八重咲き菊咲きイチリンソウ」、あるいは「八重咲き菊咲きイチゲ」 もこの花の呼称となるのでしょう。 イチリンソウ(イチゲ)は根茎で広がり群生するようなので、鉢植えでなく、地植えしてあげれば繁殖しそうですが、残念ながら、半日陰で地植えして群生できる場所が我が家の庭にはありません。 イチゲと言うと、稲荷山(みどり市)北斜面でカタクリと一緒に咲いていたアズマイチゲを思い出します。ここ十数年出かけていないので今も健在かどうか分かりませんが、カタクリ人気の陰で遠慮気味に咲く風情に心癒されたものです。(2023/4/24 記) イチリンソウ:キンポウゲ科 イチリンソウ属 2023/4/4 2023/4/4 タツナミソウと一緒に咲く八重咲きイチリンソウ 2023/4/7 2023/4/7 狭苦しい鉢のスペースの中で、色々な植物と共生している八重咲きイチリンソウ 2023/4/4 |
庭の片隅の大きな鉢の中で咲く八重咲きイチリンソウ。ウロ覚えの記憶では、15年前頃、益子陶器市に出かけた際、大通りの隅っこの方で売っていたものを買ってきたように覚えています。 以来、毎年この時期になると数輪が咲いてくれます。この鉢は、マンサクを中心に、根元にヤブコウジ、八重咲きイチリンソウ、アマドコロ、オダマキを植え、その内、野鳥が南天と何かの常緑樹を運んだのが根付き、庭のあちこちに飛散しているウズラバタンポポも生えて、10種類ほどの草木が育っています。 これだけゴチャゴチャしていると共生も難しいだろうにと思っていますが、ここ十数年、それぞれが増減もなく、仲良くしています。親分的存在のマンサクも、鉢の中なので大きくはならず、1mくらいの背丈で留まっています。 窮屈そうで可哀想なのと、狭過ぎてどれかが絶えてしまうかも知れないので、半分くらいを別の鉢に植え替えてあげようとは思っているのですが、なかなか実行できません。(2018/4/13 記) |
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八重咲きイチリンソウ1輪 2018/4/13 |
鉢の中で約10種類の花木が共生 2018/4/13 |
このヤマブキソウはまだ2年目。昨年の初春、深谷市の「花園グリーンセンター」の山野草コーナーで購入したもの。西上州の低山歩きを楽しんでいた頃、樹林帯の登山道脇の湿った場所で群生していたヤマブキソウ。その名の通り、花がヤマブキに似ています。購入した昨年は咲いたものの、夏越し、冬越しをきちんとできたか自信がなかったので、今年も咲くかどうか不安でしたが、4月に入って葉っぱが出始め、一昨日辺りから花も咲き始めました。開花したのは2つですが、蕾がまだいっぱい付いているので、暫くの間は楽しめそうです。同じ鉢に植えてあるオダマキの成長が旺盛で、その勢いに負けてしまわないかちょっと心配です。(2018/4/13 記) | |
大きな緑の葉っぱと黄色の花弁のヤマブキソウ 2018/4/15 開花した花弁数が徐々に増加 2018/4/15 庭の鉢の中で咲くヤマブキソウ2輪 2018/4/13 |
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オダマキに押され気味なヤマブキソウ 2018/4/13 |
ヤマブキソウの蕾 2018/4/13 |