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我が家の樹木

 レンギョウ 

掲載日:2023/5/2
 我が家のレンギョウは例によって鉢植え。理想は地植えして大きく育ったレンギョウを愛でたいのですが、庭が広くない割にはたくさんの樹木や草花を育てているので、贅沢は言えません。

 実はレンギョウは私ら夫婦の新婚時代の思い出の花
 45年も前のことになりますが、結婚後1年の間、川口市の貸家に住んでいました。川口市と言っても駅周辺ではなく、北東部の植木で有名な安行(あんぎょう)の近くで、日常の買い物圏は鳩ケ谷市内。通勤駅の西川口駅の東口からバスに乗り、鳩ケ谷公団住宅の終点で降りて、更に安行方面へ徒歩15分。

 当時はまだ埼玉高速鉄道も通っておらず、現在と比較すると想像できないほど辺鄙な場所。山奥でもありませんが、緩やかな丘陵地形で、雑木林が点在し、田畑が広がっていました。
 当時はまだ完全週休二日ではなく、土曜の休みは隔週。港区の職場まで片道1時間40分かけて通っていましたが、待ちに待った土日にはほぼ毎週のように近所を散歩。弁当を持ってリュックを背負って半日がかりだったので、散歩と言うよりハイキング。半日散策しても出会う人は数人。地図を調べて目的地を決めて出かけた訳ではなく、足の向くまま気の向くまま。生まれ育った土地ではないので、毎週が新鮮で楽しみでした。

 そんな春先の土日。貸家から西の方向を目指すとき、必ず通った未舗装道。その道路脇に生け垣状に植えられていたのがレンギョウでした。生け垣と言っても、その内側は畑。人家があった訳ではありません。実はこの時までレンギョウなる植物を知らず、その鮮やかな黄色、しかも葉っぱが芽吹く前に花だけが咲き、木全体が黄色く染まる姿は強く印象に残りました。
 そんな生活も、貸家の家賃の高さ、と言うより、会社の社宅家賃の安さの魅力に負けて、1年で引っ越すことになりましたが、当時の記憶はレンギョウと共に強く残っています。

 そんな思い出深いレンギョウが我が家の住人になったのは3年前。ご近所の知人が挿し木で増やした苗を2株いただき、それぞれを鉢に植えて育てて、3年目の今年、無事に開花した次第です。植木も正直なもので、大きな鉢は大きく、小さな鉢はそれなりに育っています。それぞれ一回り大きい鉢に植え替えてあげたいと思っています。(2023/5/2 記)


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苗木から3年目で咲いてくれました。今後の成長が楽しみです。 2023/3/25


下からのアングルでアップで撮影 2023/3/25


置く場所を固定すると、鉢底の穴から根を張ってしまうのが悩みの種。 2023/3/25





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