我が家の隣の兄宅では今、酔芙蓉(スイフヨウ)が真っ盛りです。花弁は大輪で、朝のうちは真っ白、昼頃から徐々に薄ピンクに、夕方には紫に変化する様子が楽しい花です。 一方、我が家の庭では酔芙蓉に良く似たムクゲが、初夏を彩ってくれました。このムクゲ、7、8年前に友人からいただいたもの。挿し木で増やしたとのことで、茎をヒョロリと真っ直ぐに伸ばし背丈50cmほどでした。親木となった友人宅のムクゲは、幹も太く薄紫の花をたくさん咲かせていて、我が家でも同じように育って欲しいと日当たりのいい場所に地植えしました。 ところが、栄養不足だったのか、土が固くて根を張り難かったのか、枯れはしないものの、なかなか成長しません。過去の経験から、樹木が新しい場所でシッカリと成長を始めるのは、植えてから数年後。とは言え、5、6年経ってもまだ幹径は1cmにも満たず、花も咲きません。よっぽど植えた環境を気に入らなかったのでしょう。近くに馬酔木(アセビ)と柚子が育っているので、それらの勢力に負けているのかも知れません。 その後、根元の草花を引っこ抜き、根周りに腐葉土を盛るなどして様子を見ていると、昨年から背丈が伸び始めて花も咲き始め、今年は背丈は2mほど、花も昨年より多めに咲きました。とは言え、まだ10輪にも満たない数 でしたが。 まだ幹径が1cm、背丈が2m程度で、自立するには頼りなく、現在は添え木を当てていますが、早く太くなって、来年はタップリ咲いてくだされ。(2024/10/16 記) 中心が赤紫、縁はほぼ白。その間、グラデーションがかかったムクゲ。2024/6/27 上品で優しい雰囲気が漂うムクゲ 2024/6/27 朝と夕方で色が変わる酔芙蓉と異なり、色合いは一日中変わりません。 2024/6/24 ムクゲの横顔 2024/6/24 |