| 我が家には野鳥が飛来します。ヒヨドリやオナガ、キジバト、メジロ、コゲラ、スズメ等です。珍しいところでは、アオゲラやジョウビタキが飛来したこともあります。一休みする庭木があるためと思いますが、近くに華蔵寺公園があるので、公園に来たついでに立ち寄るのかも知れません。 野鳥がやって来ると、楽しみな出来事があります。野鳥がどこかで食べた木の実を、糞に混ぜて庭に落とし、それが発芽して育つことです。我が家のマンリョウは全て野鳥のお土産です。ほかにシャリンバイや南天、サンショウ、名前不明の樫のような常緑樹、種で運ばれるのか不明ながら欅や榎などです。欅や榎、樫の類は放置して置くと、後で伐根するのに苦労するので、目に留まる大きさに育つと、除去したり鉢に移植したりしています。 ![]() ここで紹介するマユミは、我が家では初登場です。発芽した場所がレンガブロック塀脇で目立たない場所だったので、気が付いた時には既に50cmほどに成長していました。7、8年前だったと思います。気付いてから4、5年は樹種不明のまま様子を見ていましたが、葉が大きくシッカリした形だったので「きっと名のある木に違いない」とは思っていました。 マユミと分かったのは3年前。春に白い小さな花をたくさん咲かせ、その後結実したからです。 マユミとの初対面は伊与久沼公園(伊勢崎市境伊与久)。当サイトを開設した2006年9月の2か月後、2006年11月23日です。朱色の小さな実をたくさん付けた姿が印象的で、いつか庭に植えたいと思いつつ、植木屋さんに出かけることもなく年月が過ぎていました。 そんな折だったので、マユミと分かった時にはちょっと得した気分になりました。ところが一昨年と昨年は、秋に真っ赤に結実する姿を楽しみにしていたところ、夏ごろまでに何者かに全ての実を食べられてしまいました。まだ緑色の柔らかい状態です。現場を見ていないので犯人は特定できませんが、野鳥か昆虫でしょうか。マユミはニシキギ科で、ニシキギはカメムシの好物なので、カメムシでもいたでしょうか。姿は確認していませんが。 そんな残念な気持ちで迎えた今年、「今年もまた秋前に食べられてしまうのだろう」と、覚悟しながら様子を見ていると、夏が来て、夏が去り、秋が来て秋が深まる今になっても、一向に食べられる様子がありません。 理由を考えるに、昨年までは開花し結実した量がごく僅かで、今年はその優に一桁倍以上結実したので、野鳥?も昆虫?もその多さに圧倒されたのでしょう。単にほかに食べ物があったせいかも知れませんが。ただ、思い出すに、開花時に花に向かってフマキラーを2、3回吹き付けました。その効果かも知れません。 鳥がプレゼントしてくれたマユミ。何はともあれ、今年初めて真っ赤にタップリと結実しましたのでご覧ください。(2025/11/27 記) ![]() マユミ・黄葉した葉と朱色の実 2025/11/27 ![]() 2025/11/27 ![]() 弾けると四つ葉のような形になるマユミの実 2025/11/27 ![]() 鳥に食べられる前に切り取り、ドライフラワーに。2025/11/27 ![]() 黄葉して落葉したマユミの葉 2025/11/27 |
我が家のマユミの葉はほぼ黄葉、ごく僅かに紅葉します。葉の大きさは、マンサクやナツツバキより大きく、ハナズオウと同等、モクレンより小さ目です。黄葉して落葉してもモクレンのようにカラカラに乾燥せず、シットリしています。拾い集めて腐葉土の材料にします。![]() これが全体の姿。根はレンガブロック塀の向こう側に張っています。2025/11/19 ![]() 黄葉が徐々に進み、彩りが加わりました。2025/11/18 ![]() 太陽光を受けると、より一層黄葉が映えます。2025/11/15 ![]() 弾ける前の実 2025/11/15 |
葉の緑がまだ濃く、かつ小さからぬ葉に覆われて、マユミの実が目立ちません。![]() まだまだ葉が茂るマユミ 2025/11/3 ![]() 既に実は朱色に変化 2025/11/1 ![]() 葉に隠れながらも日々存在感を増すマユミの実 2025/11/11 |