
世話をせずとも勝手に育ち開花する逞しさ我が家の菊は6種。菊花展で見るような一本立ちのゴージャスな大輪でもなく、山のような、滝が流れるような、大きな株で無数の花が密生して咲く風情もなく、ただただ勝手に増殖し、勝手に花を咲かせる小ぶりの菊です。手入れと言えば、発芽後、背丈が30cmに伸びた頃、先端を切り取るだけ。これを手抜きすると茎が矢鱈と伸びて、通路を塞いでしまうためです。害虫が付くこともないので、消毒もしたことはありません。施肥もしたことがありません。![]() 購入したり友人からもらったり、入手経路は様々ですが、かれこれ40年ほど何らかの菊が咲きます。40年ほど前、実家にあった濃いビロード色の菊が気に入って、我が家にも植えて数年間咲き続けましたが、いつの間にか絶えました。また園芸店で購入した、フワフワ・ヒラヒラ・花弁数タップリの淡いピンク色の中輪の菊も、残念ながら数年で絶えました。 ここ数年咲く菊は、猛暑が続こうが、冬の寒さが厳しかろうが、梅雨に大雨が続こうが何のその、毎年タップリ花を咲かせます。その逞しさは雑草の如しですが、花は可愛いので咲くに任せています。ただ自由に繁殖させてしまうと、家が菊屋敷になってしまうので、時々は除去しています。(2025/12/1 記) 白花2種![]() 白花2種が共生。小さい方はクリーム色っぽい。 2025/11/18 ![]() 大きい方の白花は花弁数が少ない 2025/11/18 ![]() 白花2種、黄花1種が共生 2025/11/18 ![]() 菊で彩る通路 2025/11/27 |
| 紫色の菊は、6種の中で最も繁殖力旺盛で通路を塞ぐほどに広がります。開花前に切り取るのも可哀そうなので、開花中はしばらく我慢。開花後、葉が枯れる頃には茎の根元からバッサリ切除しますが、翌年にはまた元気に発芽します。 |
6種の中で最も大きな菊ですが、繁殖力は最も弱い淡いピンク色の中輪の菊。今年は別の場所に根分けしてみましょう。![]() 二重、三重に重なる花弁。淡い色が上品。 2025/11/26 ![]() 2025/11/26 ![]() 2025/11/26 |
| 茶色に近いオレンジ色の菊です。華やかさに欠けますが、その分、落ち着いた雰囲気があります。 |