いつ頃に購入したのか、あるいは、誰かにもらったのかも忘れましたが、少なくとも5年前の2013年頃からは気にかけて、時々は手入れしていた我が家のイワヤツデ。山地の岩場で咲き、葉っぱがヤツデに似ていることからイワヤツデと呼ぶそう。 山野で咲くので、伊勢崎辺りの平地で咲かすのは難しいかと思うとそうでもなく、逞しい花です。根茎はシッカリと逞しく、春先にこの根茎を水に漬けておくだけでも、きちんと咲いてくれます。よそのお宅にお邪魔すると、庭に植えられて葉っぱが逞しく立派に育った大きな株を見ることもあります。 あまり逞しいと有難さが薄くなりますが、咲き始めの頃、ポポポと咲いた花の根元に、小さな葉っぱが遠慮気味に付いている姿は高山植物の風情で、気に入っています。 そんなイワヤツデ、昨年の秋、根茎をハサミで5つに切り分け、それぞれを鉢に植えました。逞しいとは言え、根付くかどうかは確信がなく、ダメ元での挑戦でした。一冬を過ぎ、3月中旬頃から芽が出始め、下旬には開花が始まり、昨日の時点ではこんなに立派に育ちました。5鉢に分離した内、一鉢がまだ芽吹いていません。触ってみるとどうやら枯れてしまった様子。しばらく様子を見ることにします。今回の根分けで安心したので、今年もまた増やしてみましょう。(2018/4/5 記) 【タンチョウソウ】 学名:Mukdenia rossii、和名:タンチョウソウ(丹頂草) ほかの名前:イワヤツデ 分類:ユキノシタ科タンチョウソウ属(ムクデニア属) |
ヤツデのような葉っぱの中から茎が伸び、白くて小さな花がまとまって咲くイワヤツデ 2018/4/4 玄関脇でお客様を迎えます 2018/4/4 |
昨年、根茎を5つに切り分けて根分けした5鉢 |
|
1鉢目(素焼きの鉢) 2018/4/4 3鉢目(素焼きの鉢) 2018/4/4 5鉢目(プラスチック製鉢) 2018/4/4 |
2鉢目(自然石に穴を開けた鉢) 2018/4/4 4鉢目(縦長のプラスチック製鉢) 2018/4/4 全員集合 2018/4/4 |
2014年 春 |
||
昨年、水栽培したイワヤツデ。今年は鉢で育てました。 2014/4/11 |
開花が始まったイワヤツデ 2014/4/6 |
|
2013年 春 |
||
イワヤツデ 2013/3/26 |
イワヤツデ 2013/4/1 |