我が家でハーブを育てているのは、ガーデニング中に身体が触れるといい香りが漂って来ることが大きな理由で、たまにはハーブティーや野菜サラダに利用したりもします。 宿根で毎年出てくるのは、チェリーセージやタイム、オーデコロンミント、ラベンダー、レモンバーム。以前はキャットニップもありましたが、繁殖力旺盛なので除去しました。ローズマリーも 1m を超え、木のように育っていましたが、カミさんが「花が可愛くない。全体に地味」などとお気に召さなかったようで、派手に伐採されてしまって、その内、引っこ抜かれてしまいました(可哀そうなローズマリー)。友人からローズヒップをいただいたことがあり、ローズヒップティーが定番のようですが、赤い実を部屋の飾りに使ったりしていたところ、大きく育ってから数年後に絶えてしまいました。 パセリやバジルは毎年1,2鉢買って来て、鉢のまま育てて、食卓に乗ります。以前、バジルを地植えしたことがありますが、美味しそうに育つとショウリョウバッタに食べられてしまうので、今は鉢植えのままベランダで育てています。ルッコラも地植えで育てたことがありますが、ヒョロヒョロとしか育たなかったので、それ以来、挑戦していません。 当ページでは我が家の庭に毎年出てくる宿根のハーブを順次紹介します。 余談ですが、Simon & Garfunkle が歌い、1967年の映画「卒業」の主題歌となって一躍有名になったイギリスの伝統的バラッド(Ballad)”Scarborougy Fair”(スカボロー・フェア)の歌詞の中に、 Are you going to Scarborough Fair? Parsley, sage, rosemary and thyme, Remember me to one who lives there,・・・ と、ハーブが4種類も入っていて、セージとローズマリー、タイムはこの歌を通じて覚えました。半世紀以上前の青春時代が蘇ります。(2023/5/28 記) |
我が家のラベンダーは2株。3年前に友人から苗木を3株もらい、幅15cm×長さ35cm×深さ10cmの細長い鉢に植えて手入れしていたところ、1株が枯れ、残り2株も成長がイマイチ、花も咲かず頼りないばかり。 「この大きさの鉢じゃ栄養不足?」 と、2年前に、生き延びている2株を細長い浅底の大きな鉢と丸く深底の大きな鉢に移植したところ、見事に大きく成長し、今年、たくさん花を咲かせてくれました。深鉢に植えた株は木のように太く育ち、シッカリと自立しています。ラベンダーの分類を調べると「常緑低木」とのことでした。 やっぱり「人間も植物も土壌の量と栄養次第」のようです。 困るのは花穂がヒョリヒョロと細長く、四方八方に広がること。開花中は目立つ場所に置いてあげたいのに、1m近く幅を取るので、どこにでも置けません。結局、玄関前に置きましたが人間様が避けて通ることに。咲き終えて花穂を切り取り、全体を釣鐘状に仕上げると幅30cmくらいに収まり、置き場所探しに苦労しなくなりました。 ハーブは花を見ることも楽しみですが、手入れ中に身体に触れた時、周囲に香りが広がることが楽しみです。葉を摘んで手で揉み、胸の奥深くまで匂いを充満させると、何とも幸せ気分になります。我が家にあるハーブの香りは全て好きですが、ラベンダーの香りは特に好きです。人工的に作った芳香剤のハーブの香りはイマイチですが・・・。 一口にラベンダーと言っても種類は多数あり、花の形も香りも様々なよう。特に有名なものでも下記の系統があるよう。 ・イングリッシュ系(アングスティフォリア系) ・フレンチ系(ストエカス系) ・ラバンディン系 ・スパイク系 ・デンタータ系 ・その他 詳しくは書物やウェブサイト(→記事)に譲るとして、我が屋のラベンダーの分類は花穂や花弁の形から判断すると、ラバンディン系のようです。 【ラバンディン系】 ・耐寒性と耐暑性がある。 ・野生に自生している原種ではなく、イングリッシュ系とスパイク系の交雑種。 ・・・ところで、我が家の2鉢のうち、1鉢は地面に直接置いてしまったので、鉢の底から根が出て広がってしまい、その場所に固定されてしまいました。どうにか別の大きな深底の鉢に移植したいのですが、枯らさずに移植する方法を目下勉強中です。(2024/8/20 記) アップで見ると、小さな5弁の花がビッシリと集まっています 2024/6/24 手で軽く触れるだけで一面に香りが広がります 2024/6/24 こちらの株の花穂は四方八方に伸びて複雑に絡んでいます 2024/6/24 こちらの株の花穂は一様に上を向いて伸びています 2024/6/24 |
チェリーセージが我が家の庭に仲間になったのは数十年前。誰かにもらったのか購入したのか記憶がはっきりしませんが、義姉にいただいたような記憶もあります。 地植えしてあるせいか立派に成長し、地味な存在ながら、毎年楽しませてくれます。咲き始めるのは4月中旬頃から。GW頃には大きく広がるので、花を楽しんだ後、バッサリと剪定します。その後また新しい花径が伸びて、晩秋頃まで咲き続けてくれます。冬は葉を落とした茎が枯れてしまったように残りますが、株がしっかりと根付いているので春先頃から新たな花径が伸びてきます。 触れるだけでもいい香りが漂って来ますが、数輪の切り花を小さな瓶に挿して部屋のどこかに置いてもいい感じです。オーデコロンミントなどは瓶に挿して一週間もすれば根が生えて来るので増やすのは容易ですが、チェリーセージを増やすには株分けか挿し木が良さそうです。ハーブ類はあまり増やしても困るとは思いますが・・・。(2023/5/18 記) 深紅の赤、鮮やか。 2023/5/1 アップで見ると複雑な形状の花弁。絵に描き難そう。 2023/5/1 深紅の赤の花弁真っ盛り 2023/5/1 深紅の赤が3日後には紫がかった赤に変わりました。 同じカメラで撮影しても日によって微妙に異なる色。 成長の差? 太陽光の量や湿度の具合? はてさて・・・。 紫がかった赤 2023/5/4 土を盛って造った小さな山の斜面いっぱいに広がりました 2023/5/4 |