下に垂れたオレンジ色の筒状の花、クンシランの原種3年前に友人からもらったクリビアカウレッセンス。一度覚えても必ず忘れてしまいそうな名前ですが、友人はいつでもサラッと言えます。花は濃いオレンジ色の下垂性の筒状の花で、直径は1.0~1.5cm程度、長さは6~8cm程度。名前はややこしいですが、クンシランの原種と言えば、その姿を想像できる人は多いのではないでしょうか。もらった翌年(2021年)には葉っぱのみ成長して花は咲かず、2022年には少し咲き、2023年の今年はそれなりに咲いてくれました。 半耐寒性のようなので、初霜が降りる前に居間のガラス窓脇に入れ、4月中旬頃に庭に出します。庭に出して日射の強い日が続くと、外側の葉っぱ1、2枚が焼けてしまいますが、切除すればその下の葉っぱが、日射に徐々に慣れて葉焼けもせずに育ちます。 クンシラン同様、葉っぱを自由に広げると場所を取るので、居間に置く期間は、葉っぱ全体をすぼめて麻紐で緩く結わえておきます。肥料は骨粉入りの発酵済み油粕が最適のようですが、室内管理時の匂いが気になるので、顆粒の化成肥料をパラパラと撒いています。施肥期間は秋ごろから開花前の6月頃まで適当(真冬を除き一か月に一回程度)にあげています。 鉢はもらった年に使用した鉢より一回り大きな鉢に植え換え、今年の春先頃から親株の脇から子株が出てきて、一昨日(8月28日)時点で、親株の1/3程度の太さに成長しました。そのうち、株分けしたいと思っています。(2023/8/30 記) 【クリビア・カウレッセンス】 南アフリカ原産。クンシランの原種。ヒガンバナ科クンシラン(クリビア)属の多年草。下垂性の筒状の花を咲かせる。花の色は原種はオレンジ色、園芸種はほかの色もあるよう。 下向き筒状に咲くクリビアカウレッセンス。 2023/7/6 葉っぱが長くて大きい。子株も成長中。2023/7/6 中心から周囲へ垂れ下がる花姿は花火のよう 2023/7/6 子株の成長 開花から7週間後親株の脇で窮屈そうに成長する子株 2023/8/28 よく見ると、成長した子株のほかに小さな子株が3つ出ています。 2023/8/28 |