![]() でも出かけてみれば何かいいことがあるもので、明治館で銘仙企画展を開催中だったことに気付き、昨日、改めて出かけて来ました。 ”和の共演”の会場となった二階和室も元の展示に戻され、玄関室、洋間、一階和室の各所に、正にタイトル通りのポップでキュート、カラフル柄の伊勢崎銘仙約30点が展示されています。 ![]() 花や樹木、矢羽根ど、特に具体的な”何か”をモチーフにしたのではなく、自由にデザインされ、カラフルに色づけされた柄の数々。タペストリーやテーブルクロス、デパートの包装紙や女性用バッグの柄などにもそのまま利用できそうな柄。いつもながらに、これらを創り出した大正・昭和の時代の人々の想像力と自由な精神に想いを寄せると、戦前の人々は抑圧され鬱屈した気持ちで過ごしていたのだろうと言う考えが、自分勝手な先入観で、現代人の方がよっぽどたくさんの制約・抑圧があるんじゃないかと、そんな風にも思ったりします。戦争の悲惨さを伝え続けることはもちろん重要なことですが、戦前、あるいは戦中の人々が、実際は日々どんなことが楽しみで、どんなことが哀しみだったのか、そんな平凡な日々の実態を知る方法はなかなかなくて、着物文化からそれらを想像したりしています。 皆さんも自分の目で観て、皆さんなりに色々なことを感じてみてはいかがでしょうか。開催期間は2月16日まで。まだ一ヶ月ありますが、早めにどうぞ。(2014/1/16 記) |
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![]() (1)玄関を飾った伊勢崎銘仙 |
主催:伊勢崎市観光物産協会いせさき明治館入館無料伊勢崎市曲輪(くるわ)町31-4、開館時間=10時〜17時 休館日=月・火曜日、TEL 0270-40-6885 ![]() 伊勢崎明治館玄関 |
![]() (2)玄関の間に飾られた大胆柄の伊勢崎銘仙。朝焼けの中、湧きあがる雲のよう。 |
![]() (3)玄関脇の洋間に飾られたカラフルな伊勢崎銘仙の数々 |
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![]() (4)シックで大胆 ![]() (6)明るく広がりを感じ壁紙などにも良さそう |
![]() (5)女性用バッグにいかがでしょうか ![]() (7)タペストリーにも良さそう |
![]() (8)二階和室に展示された伊勢崎銘仙。この部屋で”和の共演”が開催されました。 |