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DVD 「MEISEN−世界にはばたけいせさき銘仙−」

完成発表会

掲載日:2016/4/28
 昨日4月27日午後2時、伊勢崎市地域交流センター赤石楽舎において、DVD「MEISEN−世界にはばたけいせさき銘仙−」の完成発表会が開催されました。
 伊勢崎市教育委員会では、子どもたちが希望を持ち地域に誇りを持てるようにと、平成26年度から「ふるさと学習」を開始。このDVDもその事業の一環として平成27年度に制作したものです。


MEISEN−世界にはばたけいせさき銘仙

 伊勢崎市教育長・徳江基行さんは、このDVDは「教える」ためでなく、「感じて」もらうために制作、伊勢崎市の全ての子供たちが鑑賞し、銘仙に触れて、銘仙を着て、感じ取ってもらいたい、そして新しい伊勢崎の価値を生み出してもらいたいと挨拶。

 制作者は青木紀親(のりちか)さん。伊勢崎市出身で、現在は東京で活躍している新進気鋭の映画監督。青木さんは、今回のDVDは教育委員会ほか協力者の皆さんと一緒に制作した感覚、自分自身伊勢崎銘仙は知らなかったが、その新鮮な感覚を映像にして伝えたかったと語りました。そして銘仙の製造技術が複雑なので、シナリオ制作に苦労したこと、またイメージで伝えたオープニングシーンの制作にも苦労したことなどを語りました。
 青木さんは映画監督の他にも映像ディレクター、脚本家として映画やテレビ、音楽ビデオ、企業用映像制作など、多方面で活躍しています。

 オープニングシーンでモデルとして登場したのが、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校6年生の堀川桃佳さん(制作当時は5年制)。堀川さんは、撮影は一日がかりで疲れたが、伊勢崎銘仙の魅力を伝えたい一心で協力した、自分自身が銘仙を着ると気持ちがスッとして違った自分を発見できる、これからもこのような機会には協力したいと語りました。


左から、「いせさき銘仙の会」代表の杉原みち子さん、DVD制作映画監督の青木紀親さん、
DVDにモデルで登場した堀川桃佳さん、伊勢崎市教育長・徳江基行さん

 DVDは短期間の制作日数にも関わらず、製造工程の技術的な内容を掌握し、それらを映像やナレーションで簡明に表現し、オープニングや子どもたちのイメージ映像は徳江教育長が意図する「感じる」ことを十分に伝えていました。青木さんが「銘仙に始めて触れた新鮮な感覚を映像で伝えたい」と語ったことが証明された感性豊かな作品でした。伊勢崎市を伝える次回作があれば、映画監督として再度の活躍を期待したいものです。


DVDを鑑賞する参加者

 今回の制作にあたっては、「いせさき銘仙の会」(代表:杉原みち子さん)や「いせさき明治館」(伊勢崎市観光物産協会)、学校関係者、銘仙の制作に携わる職人さんら大勢の人が協力し、この日の完成発表会も報道関係者始め、「いせさき銘仙の会」の会員さん、伊勢崎市議会議員さん、ほか関係者総勢約50名が参加しました。「いせさき銘仙の会」の会員さんは伊勢崎銘仙を着て参加し、会場を華やかに彩りました。
 会場には金井珠代コレクションの伊勢崎銘仙・併用絣3点も展示され、伊勢崎銘仙DVD発表会の会場に相応しい雰囲気を演出していました。

 当DVDの収録時間は22分。制作枚数は300枚。学校関係、公民館や図書館、教育行政関連施設などに配布予定とのことです。
(2016/4/28 記)

DVDにモデルで登場した堀川さん、「いせさき銘仙の会」、「いせさき明治館」、伊勢崎市議会議員さんらの記念撮影





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