キンラン、ギンラン(伊勢崎市内3か所目) [ ぐんま緑の基金・伊勢崎地区 ] [ Home ]



群馬県伊勢崎市で自生(市内3か所目)

伊勢崎市内3か所目 キンラン 2022

伊勢崎市内5か所目 ギンラン 2022

1か所目のキンランギンラン2か所目のキンランギンラン3,4か所目のギンラン
キンラン、ギンランについて
掲載日:2022/4/29
 伊勢崎市内で確認できた市内3か所目のキンランレポートです。4月23日、キンランを9株、ギンランを1株確認しました。
 自生場所はベルト状に植栽された樹木が大きく成長し、林のような状態になっていて、一日を通して日射量は僅か。太い樹種で確認できたのはソメイヨシノやカシノキ、モミジ。市内の発見か所1か所目と2か所目にもカシノキはあるので、この場所でキンランの栄養源・菌根菌を発生させていた樹木はカシノキかも知れません。
 この場所は一か所目と2か所目と異なり、人目に触れる場所なので保護保全活動は難しいと思われ、案の定、この場所を教えてくれた方の話では、植栽帯の外側の人目に触れる場所で開花していた4,5株は盗掘されたとのこと。

 キンランは絶滅危惧種、かつ、「菌根菌の存在・菌根菌を生む樹木の存在・本人の存在」・・・この三身一体で初めて生き続けることができる植物なので、この条件を満足させられない限り盗掘してもほぼ確実に死滅します。
 知っていて盗掘したのか、知らずして盗掘したのか分かりませんが、保護植物であることを知らしめるべきか否か、難しいところです。来年また紹介できるかどうか分かりませんが、取りあえず今年の状況です。(2022/4/23 記)

未開花のキンラン 2022/4/23

開花中のキンラン 2022/4/23


開花が始まったキンラン 2022/4/23

キンランが自生していた伊勢崎市内3か所目 2022/4/23

キンラン、ギンランについて

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 以下、キンランに関するWikipediaの記事引用です。太字と赤色、下線はサイト管理人・丸男が付記。昨年の紹介ページにも掲載した内容ですが、重要事項なので再掲します

【性質に関して】

 キンランの人工栽培はきわめて難しいことが知られているが、その理由の一つにキンランの菌根への依存性の高さが挙げられる。多くのラン科植物の場合、菌根菌は落ち葉や倒木などを栄養源にして独立生活している腐生菌である。ところがキンランが依存している菌は腐生菌ではなく、樹木の根に外菌根を形成する樹木共生菌である。
<中略>
 外菌根菌の多くは腐生能力を欠き、炭素源を共生相手の樹木から供給されているため、その生存には共生関係を成立させうる特定種の樹木が必要不可欠となる。そのような菌から栄養分を吸収しているキンランは、樹木の作った栄養を、菌を通じて間接的に摂取しながら生きているとも言える。
<中略>
 このような性質から、キンラン属は菌類との共生関係が乱された場合、ただちに枯死することは無いが健全な生長ができなくなり、長期間の生存は難しくなる。自生地からキンランのみを掘って移植した場合、多くの場合は数年以内に枯死する。
<中略>
 現在のところ、一般家庭レベルの技術で共生栽培を成功させる手法は確立されていない

【保全状況】

 元々、日本ではありふれた和ランの一種であったが、1990年代ころから急激に数を減らし、1997年に絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)として掲載された。また、各地の都府県のレッドデータブックでも指定されている。
 同属の白花のギンラン(学名:C. erecta)も同じような場所で同時期に開花するが、近年は雑木林の放置による遷移の進行や開発、それに野生ランブームにかかわる乱獲などによってどちらも減少しているので、並んで咲いているのを見る機会も減りつつある。



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