「いせさき明治館」で夏銘仙展が開かれています。名付けて「軽やか涼やか夏銘仙展」。展示されている着物は約40点です。 私は前回の「バラ柄銘仙展」の時、すっかり忘れてしまって、会期ギリギリに出かけたので、今回は少し早目の一昨日、外出のついでに立ち寄ってみました。 玄関で真っ先に出迎えてくれたのは濃い焦げ茶地に淡いクリーム色の大輪の花柄の着物。大胆な柄でありながら、シックで上品な感じで、色調からして少し重いと思いきや、単衣(ひとえ)の銘仙のため、生地越しに後ろが透けて見えて、まさに軽やかで涼やか。 「いせさき明治館」の1階と2階に展示されたこれらの夏銘仙。花柄や幾何学模様など、様々な柄に染められ、また色調も赤やクリーム、黄色や緑、鶯色、青、紺、紫、臙脂など、実に自由に様々な色が用いられ、生地が単衣で軽やかなことを除けば、今まで当サイトで紹介して来た他の銘仙と同様に、とても華やかです。 この日、会場で説明してくれたのは、私の伊勢崎銘仙への古い固定概念をすっかり変えてくれた伊勢崎市観光協会のKさん。中には銀糸を織り込んだり、足利銘仙なども何点か含まれていたりと、色々と詳しく伺いましたが、メモも取らずに聞いたため、スッカリと記憶から消えてしまいました。詳しく知りたい方は、どうぞ、会場に出向いて確認してみてください。 Kさんの話では、スペースの関係で全て広げて展示できなかったので、期間中に作品の入れ替えも予定しているとのこと。開催期間は2012年6月23日〜7月29日です。(2012/7/8 記) |
「いせさき明治館」 (伊勢崎市曲輪(くるわ)町) 入館無料。 開館時間=10時〜17時。 月・火曜日休館。 TEL 0270-40-6885 7/14、7/15の「いせさき七夕まつり」 の日は夜9時まで延長。 →「いせさき明治館100年物語」 (期間:2012/7/11〜2013/3/31) |