群馬県藤岡市上落合に所在する6世紀前半に築造されたとする前方後円墳・七輿山古墳(ななこしやまこふん)。6世紀代の古墳としては東日本最大級です。春4月、古墳全体がソメイヨシノで覆われます。 巨大なクジラの背中か軍艦のような 前方後円墳・七輿山古墳。古墳は周囲の溝と共に今も残され、1,500年もの間、幾多の歴史を見続けています。 それぞれの時代に、それぞれの想いを抱いて多くの人々が登ったであろう 16mの古墳の頂。権力者の力を示すために築造された墳墓。その巨大さゆえに古墳は変わらずにそこに存在し、まるで自然の山のように きっとこれからも数百年、数千年と存在し続けるのでしょう。 高さ16mの七輿山古墳。 春4月2日、立体感と静けさとが格別な桜風景を見せてくれました。(2016/4/11 記) |
七輿山古墳・桜★満開 2016/4/2(5分28秒) 七輿山古墳(後円墳を北側から) 2016/4/2 七輿山古墳(古墳北面。左:後円墳、右:前方墳) 2016/4/2 七輿山古墳(後円墳の頂上から前方墳方向) 2016/4/2 七輿山古墳(前方墳を南側から) 2016/4/2 |
国指定史跡・七輿山古墳(ななこしやまこふん)※現地に立つ藤岡市教育委員会制作の案内板、その他を参照■規模:全長=145m、後円部直径=87m、前方部幅=106m前方部と後円部の高さは共に16m。 ■出土品:出土遺物は円筒・朝顔型円筒・人物・馬・盾など。特に円筒埴輪は7条突帯のある直径50センチメートル、高さ1メートルを越す大型品。 |
七輿山古墳(Google地図) 七輿山古墳(Google航空写真) |
国指定史跡・七輿山古墳(現地説明板) 2016/4/2 国指定史跡・七輿山古墳(現地説明板) 2016/4/2 |