2007年の年が明け、伊勢崎駅の高架化工事と足並みを揃えるように、駅周辺の建物の解体工事が始まりました。伊勢崎駅のすぐ東方には南口と北口をつなぐ跨線橋が架かっていて、北口の階段を下りた場所にはアパートや工場が建っていました。現在はABホテルや結婚式場「最高の一日」が建っている場所です。 階段下には無料の駐輪場があって、前橋や高崎、桐生に通勤通学する学生や勤労者らが利用していました。跨線橋の北側には道路から一段下がった位置にポツンと水田が1枚広がっていて、北口が未整備だった当時においても、珍しい光景でした。高架駅と北口が完成した現在、工事着手前の駅北の面影は全く残っていませんが、駅北部に住み、通勤や通学に伊勢崎駅を利用していた人ならば、まだ当時の記憶が残っているのではないでしょうか。(2022/2/3 記) |
2007年2月、高架化工事が進む傍らで、地上の木造伊勢崎駅はまだまだ現役で活躍中です。生まれ変わった伊勢崎駅のようなエレベーターやエスカレーターもなく、、ホームが大きな透明板で囲われてもおらず、最新設備のトイレもありませんが、長い歴史を伝えるレトロ感がタップリと漂っています。(2022/2/3 記) |
高架化工事着手前の駅周辺を一口で説明すると、北口は工場街、南口は住宅と商店街でした。南口の住宅や商店は軒がくっ付くように隣り合い、住人でもない限り、家と家の間を通り抜けることはできませんでした。 駅前東側には群馬中央バス発着所があり、その南側の駅前通りには自転車預り所や食堂(後にベトナム料理店)、日用品店「おかそう」(後にコンビニ、事務所等)等が建ち並んでいました。 駅前交差点の南東角地には親玉饅頭、その東方には八代肉店、寿司屋さん、川島ストア(後にハラルフードの店?)、「おかそう」の東方には洋服屋(森田屋さん?)や床屋さん、野球(スポーツ)用品、染物屋(捺染屋?)、道を隔てて銭湯、銭湯の東側には公衆トイレ、踏切へ向かっていくつかの店が並び、踏切手前には和菓子の「三島屋」さん(草餅が最高でした)。「アイタワー花の森」の場所には十王タクシー、その南にパーマ屋さん等々、思い出す度に懐かしい店がたくさん並んでいました。 高架化工事を完了し、追って南口ロータリーと公園整備を終えた現在、当時の記憶を留める建物は一つも残っていませんが、当時の店のいくつかは新しく整備された街区へ新築移転しています。いつか暇を探して、当時の航空写真に店舗名などを記した画像編集をしてみたいと思っています。(2022/2/3 記) |
高架化工事に伴って、軌道切替工事や、伊勢崎駅周辺第二土地区画整理事業内の道路築造工事が進んでいます。(2022/2/3 記) |