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群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事

神沢川橋梁 架設工事

更新日:2025/9/14、掲載日:2022/7/23
上部工施工桁架設初日(9/4)3日目(最終日・見学会、9/6))、、、、、、)
下部工施工(A1橋台A2橋台
苗ケ島飯土井線 延伸工事(道路工事)(別ページが開きます)

上部工(じょうぶこう)施工

発注:群馬県伊勢崎土木事務所、施工:川田建設株式会社 東京支店
工期:2025(令和7年)/3/21〜2028/2/27

上部工諸元

■橋長=24.3m ■桁長=24.2m ■支間長=23.5m
■幅員=10.25m(■全幅員=11.25m ■下流側へ幅員2.5mの歩道)
■形式:プレテンション方式PC単純T桁橋
■主桁高=1.3m ■主桁本数=11本 ■主桁重量=28.9t(1本)
■架設工法:トラッククレーン一括吊り架設

断面図(見学会資料から一部抜粋しました)

主桁一括吊り架設

トラッククレーン一による主桁の一括吊り架設は、上流側の桁から順に3日間にわたり行われました。
初日(9/4)と2日目(9/5)は各4本、最終日(3日目、9/6)は3本、全11本の主桁架設です。

3日目(最終日・見学会、9/6)

掲載日:2025/9/14 ▲ページTopへ
 主桁一括吊り架設3日目は最終日。架設する桁は3本。見学会は午前10時開始です。
 台風15号が前日通過し、まさに「台風一過」の青空。参加者は地元区長会や地元住民、役所関係者、現場スタッフの関係者ら、ざっと20名。
 予定時刻に現場代理人の山本さんから架設工法や見学会の流れの説明を受け、ヘルメットと軍手を着用し、見学会開始。現場では3本のうち2本目の主桁を吊り上げ準備中。2本目も3本目もポールトレーラに乗せられています。

 主桁は川田建設さんの那須工場から前夜9時ごろ出発し、現場には午前0時〜1時に到着桁長24.2mの運搬は運搬経路の十分な確認、各道路管理者の許可取り、当日の運転や交通誘導警備など、想像するだけで容易なことではありません。運搬中の様子は見学できませんでしたが、現場に2台のポールトレーラに乗せられた主桁が縦列する光景も圧巻です。

 見学は2本目の吊り上げ状況から開始。主桁フランジ2か所に埋め込まれた吊り金具に、クレーンから垂れ下げられたワイヤを引っ掛けます。言葉では如何にも簡単ですが、1本約30トンの細長い物体を吊り上げる作業です。ワイヤ自身も太くて重く、安全を期した作業とは言え、事故を起こさないためには細心の注意が必要です。
 ワイヤに引っ掛け終えると、オールテレーンクレーンが空中まで吊り上げ、架橋位置まで回転して移動。この間、桁がブレないように作業員が桁端部に結わえられたガイドロープを確保しながら回転移動します。

 この後、見学地点を移動
 まずは吊り上げた状態をクレーンの北東側から。次に架橋地点上流に架かる波飯橋から。最後に架橋地点右岸下流側に設けられた見学場所へ。橋台背面の段差部には仮設通路が設置され、見学場所にはテントが張られ、暑い日差しを避けられます。

 見学場所からは、約30トンの主桁の据え付け作業を見学。据え付け先は橋台の橋座面に埋め込まれたゴム支承(ししょう)。mm単位の精度での据え付けは慎重に慎重を重ねます。

 無事に据え付けを終了し、見学会開始地点に戻り、見学会最後のイベント・高所作業車からの見学です。西方を見れば、据え付けを終えた全11本のPC桁が整然と並び、その延長線上には前橋側の道路予定地、北方には「すそ野は長し赤城山」が横たわり、橋の下には神沢川が流れています。振り返れば築造が進む伊勢崎側道路が伸びています。青空の中、ドローンに乗ったような、鳥になったような、そんな気分で俯瞰した景色は最高の見学会フィナーレでした。

 普段ならば立入禁止の橋梁架設現場を至近距離で見学し、高所から俯瞰。観測史上、最高気温が続く日本列島。この日も30度越えの暑さでしたが、その暑さをひと時も気にさせない楽しく有意義で、貴重な体験でした。

 なお、前日通過した台風15号は伊勢崎近辺では「雨台風」。やや多めの降雨があったものの風はそれほど強くなく、降雨の中、予定した4本の主桁架設を無事終えたとのことです。

 川田建設の現場代理人の山本さんはじめ、多くの関係者の皆さんにおかれましては、貴重な見学会を催していただき、誠にありがとうございました。(2025/9/14 記)

1.吊り上げ作業を待つ主桁


(1)吊り上げ作業を待つPC桁(手前が3本目、奥が2本目)。
右は作業を終えた1本目の桁を乗せていたポールトレーラ。2025/9/6

(2)吊り上げ作業を待つ2本目のPC桁 2025/9/6

(3)本日2本目の吊り上げ作業 2025/9/6


(4)テントの中で現場代理人・山本さんの説明を聞く見学者の皆さん。2025/9/6

2.吊り上げ作業開始


(5)主桁フランジに埋め込まれた2か所の吊り金具にワイヤ取り付け 2025/9/6

(6)ワイヤ取り付け作業をほぼ完了。間もなく吊り上げ開始。2025/9/6

(7)桁端に取り付けられたガードロープで桁のブレを防ぎます 2025/9/6

(8)徐々に吊り上げられる主桁 2025/9/6

3.吊り上げた主桁を回転移動。


(9)オールテレーンクレーンに吊り上げられたPC桁
(現場北側の伊勢崎市道から)2025/9/6

(10)主桁が回転移動中(上流に架かる波飯橋から) 2025/9/6

(11)吊り下げられた主桁が神沢川へ向かって回転移動して来ます 2025/9/6

4.吊り下げして支承部へ据え付け


(12)支承までもう少し 2025/9/6

(13)支承まであと僅か 2025/9/6

(14)A1橋台(右岸・前橋側)の据え付け 2025/9/6

(15)A1橋台(右岸・前橋側)の据え付けと検査 2025/9/6

(16)A2橋台(左岸・伊勢崎側)の据え付け 2025/9/6

5.据え付け完了・ワイヤ取り外し


(17)主桁フランジに埋め込まれた吊り金具とワイヤのフック。
作業員さんと比べてもその大きさを予想できます。2025/9/6

(18)クレーン作業を終え、吊り金具からワイヤを外します。2025/9/6

6.高所作業車から俯瞰


(19)上昇前の高所作業車から東方 2025/9/6

(20)高所作業車から見る主桁架設を終えた神沢川橋梁。手前は役目を終えた
オールテレーンクレーン。クレーンの解体・退去は9月8日とのこと。2025/9/6

(21)架設地点の東方(伊勢崎側)の道路築造状況。
桁を運搬したポールトレーラは既に退去しています。2025/9/6

初日(9/4)

掲載日:2025/9/7 ▲ページTopへ
 初日は台風15号の影響で曇り空。青空と異なり、写真映えはイマイチですが、時々雨粒も落ち、連日の猛暑が少し和らぎ凌ぎ易い気温でした。
 訪れたのは12時20分ごろ。9月6日の現場見学会の案内をいただいた現場代理人の山本さんにまずご挨拶。ちょうど本日最後の主桁(4本目)を吊り上げるところで、説明を受けながら、見どころをご案内いただきました。以下、初日の最後の主桁(4本目)の架設状況です。(2025/9/7 記)


現場に近付くと大きなクレーンが目に入って来ました 2025/9/4

本日最後の主桁(4本目)の吊り上げ準備中 2025/9/4

本日最後の主桁(4本目)の吊り上げ作業を近くまで寄って見学 2025/9/4

吊り上げ開始(伊勢崎方向の支点側) 2025/9/4

吊り上げ開始(前橋方向の支点側) 2025/9/4

トラッククレーン(オールテレーンクレーンTADANO AR5500M)の運転部、駆動部
オールテレーンクレーンTADANO AR5500M
■メーカー:Tadano Faun GmbH ■エンジン:ベンツ
■吊り上げ荷重:550t
 (今回の所要吊り上げ荷重=350ton、カウンタウェイト=350ton)
■クレーンは分解して移動し、現地組み立て。作業完了後も同様に、分解して移動。

吊り上げられた主桁が架橋位置へ移動 2025/9/4

上流のView Pointから全体を見る 2025/9/4

間もなく所定位置まで吊り下げられます 2025/9/4

所定位置に据え付け作業中 2025/9/4

桁上の吊り金具に引っ掛けていたワイヤを外します 2025/9/4

橋桁(はしげた)の架設作業

現場見学会のご案内

掲載日:2025/8/2 ▲ページTopへ


上記案内文のPDF

上部工着工前 2025/1/8

掲載日:2025/1/12 ▲ページTopへ
 2025年の年明け1月8日、群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事のうち、神沢川に架かる橋梁の上部工着工前の状況を確認して参りました。
 現場では、前年度からの継続事業として進んでいた左右岸の橋台が完成し、コンクリートの白い姿を見せていました。昨夏には雑草が生い茂り、橋台まで近付くことはできませんでしたが、雑草が枯れて萎れた今、すぐ近くまで寄ることができました。A2橋台背面側には薄っすらと踏み跡がありましたが、工事の様子は確認できなかったので、タヌキやハクビシンらの獣道かも知れません。
 余談ですが、波志江町の住宅地に住む我が家の近くでも、ハクビシンやタヌキの出没情報があり、私も道路側溝の中を走る数匹のタヌキを見たことがあります。現地は田園広がる地域。神沢川沿いには樹木茂る場所がまだまだ残っています。獣たちも共生しているのでしょう。
 ところで、上部工は今年度発注との情報を得ていましたが、現時点では未発注のようです。情報を入手次第改めて紹介します。(2025/1/12 記)

A2橋台(伊勢崎側)(上流側から) 2025/1/8

A2橋台(伊勢崎側)とA1橋台(前橋側) 2025/1/8

A2橋台(伊勢崎側)とA1橋台(前橋側) 2025/1/8

A2橋台(伊勢崎側)背面側から。右後方に赤城山。2025/1/8

A1橋台(前橋側)背面側から 2025/1/8

A1橋台(前橋側)背面側から 2025/1/8

橋台施工


橋台位置図

A1橋台(神沢川右岸・前橋市側)施工

完成後 2024/8/31

掲載日:2024/9/9 ▲ページTopへ
 群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事のうち、神沢川に架かる橋梁の右岸側(前橋市側)橋台(A1橋台)が完成しています。
 完成後の橋台を見ると、上下流側にウィングが付き、パラペットとコの字型で一体化し、上部工施工時の鉄筋が施工天端から露出しています。上部工形式はプレテンション方式PC単純T桁橋のようで、橋座面を見ると、支承回りの孔が開いています。孔の数(桁本数)は11本。今年度中に上部工も発注されるようなので、この姿を見られるのも上部工施工までです。
 神沢川右岸に沿って走っていた道路と新設道路とは高低差が生れ、分断されることになるようです。(2024/9/9 記)


下流側から見るA1橋台 2024/8/31

A1橋台背面側から見るA1橋台(前橋側)とA2橋台(伊勢崎側) 2024/8/31

右岸下流側から見るA1橋台とA2橋台 2024/8/31

A1橋台の少し下流に設けられた水路の吐口(はきぐち) 2024/8/31

A1橋台背面側(前橋市側)の現況 2024/8/31

竪壁鉄筋組立 2024/3/31

掲載日:2024/4/12 ▲ページTopへ
 群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事のうち、神沢川に架かる橋梁の右岸側(前橋市側)橋台(A1(※))の施工状況です。工事概要は下記の通り。

工事概要
■工 事 名:補助公共 社会資本総合整備
     神沢川橋梁下部工
■工事場所:前橋市飯土井町地内
■工  期:2023/11/29〜2024/3/29
■発 注 者:群馬県前橋土木事務所
■工事会社:大幸建設 株式会社 さん
■橋台形式:逆T式橋台(杭基礎)

(※)橋台(きょうだい)の命名については、A2橋台の説明を参照してください。

 2024/3/31現在、現地に立つ工事看板に示される工期(3月29日)は過ぎていましたが、現場を見ると、A2橋台同様に、竪壁(たてかべ)の鉄筋組立工が進行中の様子でした。工事看板の隣に掲示されている「道路使用許可標示板」に記されている許可期間は6月13日までとなっているので、実際の工期はこちらなのでしょう。ちなみにA2橋台の工期は6月28日です。(2024/4/12 記)


現地に立つ工事看板 2024/3/31

道路使用許可標示板 2024/3/31

右岸の橋台手前(前橋側)側から見るA1橋台、A2橋台建設現場 2024/3/31

右岸の橋台手前(前橋側)側から見るA1橋台建設現場 2024/3/31

左岸(A2)側から


神沢川左岸(A2橋台側)から見る現場 2024/3/31

A2橋台(神沢川左岸・伊勢崎市側)施工

完成後 2024/8/31

掲載日:2024/9/3 ▲ページTopへ
 群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事のうち、神沢川に架かる橋梁の左岸側(伊勢崎市側)A2橋台が完成しています。工期は6月28日。実際の竣工日は未確認ですが、工期2か月後の8月31日、工事は完了していて、工事看板や現場事務所も撤去されています。完成後形状を確認すると、上下流側ともウィング付きです。
 工事中、工事車両が踏み締めて露出していた橋台背面側の道路予定地は、背丈を伸ばした雑草が全面を覆い、完成している側溝のみが予定地の線形を教えてくれます。
 橋台前面の護岸工復旧工事も完了していて、元の護岸工復旧のほか、周辺法面もコンクリートで保護されています。(2024/9/3 記)

背面側から


左岸側(伊勢崎市側)から見るA2橋台背面 2024/8/31

左岸側から見るA2橋台背面、A1橋台前面 2024/8/31

上流側から


神沢川上流側から見るA2橋台 2024/8/31

右岸側から


A2橋台前面(右岸側から) 2024/8/31

A1橋台越しに見るA2橋台前面 2024/8/31

竪壁鉄筋組立 2024/3/31

掲載日:2024/4/3 ▲ページTopへ
 群馬県道114号 苗ケ島飯土井線 延伸工事のうち、神沢川に架かる橋梁の左岸側(伊勢崎市側)橋台(A2(※))の施工が進んでいます。工事概要は下記の通り。

工事概要
■工事場所:伊勢崎市波志江町地内
■工  期:2023/9/22〜2024/6/28
■発 注 者:群馬県伊勢崎土木事務所
■工事会社:株式会社 萩原土建 さん
■橋台形式:逆T式橋台(杭基礎)


(※)橋台(きょうだい)を命名する時、橋台の英語 Abut(アバット)の頭文字を使用します。番号付けは道路の起点側から付けます。同様に橋脚(きょうきゃく)は 橋脚の英語 Pier(ピア)の頭文字を使用し、同様に P1、P2、P3・・・と命名します。

 2024/3/31現在、現場は立ち入り禁止のため近付けませんが、杭基礎打設とフーチングの施工を終えて、竪壁(たてかべ)の鉄筋組立工が進んでいる様子でした。橋台背面側は道路予定地内を大きく掘削し、工事中の斜路として利用しているようです。
 右岸側橋台(A1)の施工も同時に進んでいますが、後日別項で紹介します。(2024/4/3 記)


現地に立つ工事看板 2024/3/31

左岸側(伊勢崎市側)から見る現場 2024/3/31

左岸側の新設道路から見る現場 2024/3/31

左岸側から見るA2橋台、A1橋台建設現場 2024/3/31

A2橋台背面側から見る現場 2024/3/31

上流側から


神沢川上流側から見る現場 2024/3/31

神沢川上流側から見る現場 2024/3/31

A2橋台背面側の掘削 2024/3/31

右岸下流側から


右岸下流側から 2024/3/31

右岸下流側から 2024/3/31


工事中止基準(現地に掲示) 2024/3/31

工事区間図

掲載日:2022/7/23 ▲ページTopへ

工事区間(広域)

工事区間(局所)

標準断面図(道路一般部)

掲載日:2022/7/23 ▲ページTopへ

標準横断図



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