埼玉県の山 |
本庄駅からJR高崎線に乗って南の方向を見ると、すぐ近くから遠くの方まで幾重にも山の連なりが見えて、いつも気になっていました。すぐにでも登れそうな感じが親しみを感じさせてくれていたのですが、なぜか足が遠かったのです。私の住んでいる伊勢崎市は群馬の南端なので、距離的には群馬の北部へ行くよりはずっと近いんですが。さて、埼玉の山々はどんな山なのでしょうか?一山ずつ楽しみながら登ってみたいと思います。 |
▲破風山(はっぷさん)|▲伊豆ガ岳|▲大霧山|▲宝登山(ほどさん)|▲御嶽山(みたけさん)|▲四阿屋山(あずまやさん)|▲大持山・小持山(おおもちやま、こもちやま) |
●登山日:2000年12月17日(日)・晴れ 低山ながら破風山山頂からの南面の眺望は素晴らしい。秩父市や近隣の街並みが全貌でき、その向うに武甲山、右手奥には奥秩父連邦が連なる。破風山から天狗山へは尾根歩きで、途中多少のアップダウンがあるが、次に登ってみたいと思わせる山々が近くに遠くに見え隠れする。 何ヶ所かクサリ場があるが、天狗山の手前の1ヶ所を除けばクサリがなくても大丈夫。天狗山のクサリ場も5mくらいの高低差で、一人ずつゆっくり降りればOK。このクサリ場から西方遠くに両神山と二子山の勇姿が見える。 |
破風山山頂 秩父華厳の滝 登山入り口の 水潜寺 如金山 |
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破風山頂から南面の眺望 |
両神山(天狗山への途中) |
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●同行者=3人 ●タイム 8:30 登山口(秩父観音霊場34番札所「水潜寺」駐車場6台程度可)。トイレ、水場あり。 9:20 札立峠着。十字路になっていて、ちょっとした広場。 9:25 札立峠発。 9:40 破風山着。南面見晴らし良。武甲山、熊倉山、奥秩父連邦がよく見える。 10:10 破風山発 10:20 札立峠 10:35 如金さま(にょっきん)。大きな岩が登山道の脇に。border="0" 10:50 大前山(653m)。見晴らしは北面のみ。頂上らしき場所はなく、立て札が立っているだけ。 11:10 天狗山着(昼食) 12:00 天狗山発 12:40 車道 12:50 秩父華厳の滝(見物) 13:20 登山口着 ★参考にしたガイドブック:●「埼玉県の山」・(山と渓谷社) |
●登山日:2001年1月14日(日)・雪、晴れ 朝の内降っていた雪も途中から上がり、頂上へ着く頃にはすっかりと晴れ、新宿の超高層ビル群やサンシャインビルが良く見えた。頂上は縦長に広く、数メートル下った方には大きな岩があり、風除けに最適だった。50人以上は場所を取れそうだ。 登山道はほとんど雪に覆われていたが、登りではアイゼンを着けず、頂上からの下りで使用した。慎重に下れば下りでもアイゼンなしでも大丈夫のような気がした。 途中そこかしこで獣の足跡が縦横無尽に走っていて、小さなものはウサギ当たりだったろうか。結構大きな足跡もあった。 |
頂上 |
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長岩峠 |
途中の登山道 |
クサリ場(男坂) 現在通行止め |
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有名な男坂の50mのクサリ場は崩壊の危険があるため、通行禁止になっていたが、巻き道の女坂が多少吹き溜まり的に雪があったものの、安全に通過できた。踏み跡もしっかりとしていて、雪がクッションになり、雪がないときよりも楽しく登山できた気がする。 | |||
頂上から西方 |
秩父の街はずれから武甲山 |
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●同行者=3人 ●タイム 8:50 名栗少年自然の家(大きな駐車場あり。50台以上可)発 9:15 登山入り口 9:50 長岩峠 9:55 小高山。長岩峠から少し正丸峠方面へ歩く。無人の小屋あり。展望はよくない。 10:35 伊豆が岳頂上着(昼食) 11:35 頂上発 12:25 山伏峠。大きな岩が登山道の脇に。 12:40 名栗少年自然の家着 ★参考にしたガイドブック:「埼玉県の山」・(山と渓谷社) |
●登山日:2003年11月16日(日)・晴れ 初冬の低山を楽しもうと探していた所、目に止まったのが大霧山。朝から天気も良く、登山開始が11時過ぎの登山。遠方の高山ではこんなのんびり気分では登れないが、この気楽さが近場の低山の良さだ。 |
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大霧山 粥仁田峠 登山道 山頂 |
舗装された林道が峠まで通っているので、手抜きをすれば往復1時間位の手軽さだが、今日は、麓からの登山。途中、杉林の中の登山道や、急傾斜のミカン畑、斜面の少しの平地に点在する山村風景を眺めながらの登山、それはそれで里山登山の楽しさだ。 峠から山頂までは雑木林の尾根道歩きで、枯葉が道を覆い、周囲の風景も開け、気持ちのいい登山。頂上は南西方面に木が一つもなく、見晴らし抜群!西方には西上州の山々や両神山の山脈が良く見え、南東にはすぐ近くに笠山が。時間があれば笠山まで縦走できたが、それは次の機会に。 |
笠山(途中の山村から) 山頂への尾根 | |
●同行者=1人 ●タイム 往:110分(小休止含む) 復:80分(小休止、途中で行き会った登山者と山村のおじさんとのお喋り時間含む) 11:20 橋場バス停(Pは10台可。公衆トイレあり)発 12:30粥仁田峠(東屋あり。ここにもPは10台以上可) 13:10/14:00山頂 14:25 粥仁田峠 15:20 橋場バス停 ★参考にしたガイドブック:「埼玉県の山」・(山と渓谷社) |
●登山日:2004年1月4日(日)・晴れ 今年最初の登山は宝登山。名前がいい。この不景気を吹き飛ばしてくれそうな名前だ。大霧山で知り合ったF氏の案内で縦走コースを利用しての登山。この縦走路は「長瀞アルプス」と呼ばれているようです。 葉っぱが落ちて見晴らしも良くなった縦走路をのんびりと歩き、真冬なのにT-シャツ1枚でも汗ばむような気候に恵まれ、気持ちの良い登山でした。足利や佐野近辺の低山登山と似た雰囲気があります。 宝登山はガイドブックなどでは、宝登山神社から登るコースが案内されていて、私も今回宝登山からの下山に使いましたが、登りは絶対に縦走路コースがお勧めです!神社からのコースは杉林の中の見晴らしのない道を林道と交差しながら登るコースなので、時間があれば是非長瀞アルプスコースを。 頂上は早くもロウバイが咲いていて(今年は相当に早いようです)甘い匂いが頂上近辺に漂っていました。何と梅も咲き始めていました。 |
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山頂からの展望(西方・両神山) |
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●同行者=1人 ●タイム 往:125分(小休止含む) 復:70分 9:25 長瀞町立第一小学校反対側のP(Pは30台くらい可。ただ、小学校で行事がある時などは駐車不可?トイレなし)発 9:45 登山入口(入口は集落の中にあり、案内板もないのでたぶん見つかりません。私もF氏の案内がなければ無理でした) 11:30/12:20山頂(昼食) 12:40 ロープウェイ山頂駅(トイレあり) 13:30 長瀞町立第一小学校反対側のP |
山頂からの展望(南方・武甲山) |
●登山日:2004年2月29日(日)・晴れ 高さこそ低いが眺めが抜群の御嶽山。暖冬で風一つなく穏やかな午後、低山だが色々な要素が入った御嶽山登山を楽しみました。急登あり、尾根歩きあり、雑木林あり、杉林あり、岩場あり、展望抜群と、手軽な割に登山の面白さを色々味わうことができる山でした。 |
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岩山頂上 |
途中の尾根脇に 咲いていたサンシュユ |
●同行者=1人 ●タイム 往:50分(小休止含む) 復:25分 14:50 金さな神社のP(彩香橋を渡ってすぐのPは10台くらい可。奥にはもっと可能?水洗トイレあり) 上毛新聞社のガイドブックのコースは木材チップで十分に整備された登山道を通り、鏡岩経由のコースですが、出来るだけ多めに歩きたいのと、登山気分を味わいたいために、多宝塔の脇から登る新しい登山道を歩きました。ほぼ整備が終了していて、雑木林と尾根歩き、急登、北側の遠望、しかも途中で雑木林の中に咲くサンシュユも楽しめました。 15:40/16:10 岩山山頂(360度の眺望。北方から西方にかけて男体山、袈裟丸山、赤城山、子持山、小野子山、榛名山、浅間隠、眼下に埼玉北西部の街並み、群馬南部の街並みが箱庭のように見えます。御嶽山の最高点は岩山から15分程西に行った所ですが、こちらは見晴らしはなし) 16:35 金さな神社のP |
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岩山山頂から南方に見えた山並 |
金さな神社脇の公園に 咲いていた紅梅・白梅 |
●登山日:2004年3月14日(日)、4月11日(日)・曇り 3月14日の午後、北側の尾根コースから登りましたが、時間が遅かったので両神神社・奥社から引き返しました。最後の残りを登るために4月11日に再度トライ。3月14日は福寿草園の福寿草もロウバイもそれぞれ時期が遅く、花の楽しみはあまりありませんでしたが、4月11日は頂上付近のヤマツツジやヤシオツツジがきれいに咲いていました。頂上からは両神山の雄姿が望めましたが、残念ながら、春霞でデジカメには良く写りませんでした。 |
山頂直下 |
山頂から西方・右端には両神山が霞の中 |
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山頂は狭く、見晴らしもあまり良くないが両神山方面が良く見える。頂上近辺にはアカヤシオが咲いていた。頂上の土が風雪に削られ流され、測量杭や標識、ベンチの足元が心もとない。奥社から山頂までは急勾配の岩の道。クサリが付いているが慎重に歩くべし。初心者でかつ高所恐怖症の人は要注意。 | |
●同行者=1人 ●タイム 疎林広場の駐車場コース(4/11日):往(50分)、復(40分)小休止含む)。北側尾根コース(3/14日)は更に往復で70分程度追加。 14:30 疎林広場のP(トイレあり。Pは30台くらい?) 15:00 両神奥社(Pから福寿草園まではなだらかな公園の中の散歩道のよう。福寿草園から奥社までは急な登り。木の階段があるが、脇道もあるのでそちらを歩けば疲れない。 15:20/15:35 16:15 疎林広場のP |
山頂付近のアカヤシオ |
●登山日:2004年5月3日(日)・晴 秩父の武甲山の南、武甲山の有名さと存在感に隠れてひっそりとした山だが、大持と小持の間の尾根歩きはとても楽しい。武甲山さえこちらから見ると緑繁る円錐形の普通の山。秩父市側から見る武甲山は要塞のような、あるいは大火傷をした重病人のような痛々しくそれでいて威圧感のある山だが、こちらから見るととても優しい。 大持、小持の尾根は痩せた岩尾根や広々とした雑木林、ブナ林、急勾配の道と、それでいて危険な場所もなく、楽しいコース。アカヤシオは咲き終え、ミツバツツジのつぼみがあと数日で咲き始めようとしていました。 ●同行者=1人 ●タイム 往(2:15分)、復(2:00分) 昼食除く、小休止含む) 8:30 生川・林道脇に駐車(我々は早かったせいか、林道の終点近くまで入れましたが、贅沢を言わなければ、途中の路肩に何台でも可) 9:10/18 妻坂峠(Pからここまでは良く整備されたゆるい登り。峠に着くと南の名栗村から入った登山者と行き会う) 9:50/10:00 峠から広々とした雑木林の中の真っ直ぐの登りをただひたすら登り、左側に大きくカーブした所が広場になっていて、一休み。 10:25/35 見晴らしの良い分岐。 10:45/55 大持山頂 11:32 小持山頂(武甲山方面へ下った途中の広々とした登山道で昼食。武甲山との間のコル(シラジクボ)まで降り、そこから生川へ) 14:00 生川P |