前回紹介した空き瓶利用の小道具立て。DIY用のノミやペンチ、カッター等を入れていますが、重い道具類を入れても転倒せず、重宝しています。 そこで調子に乗って2作目を制作。今回は瓶を1つ増やして6個。直径の大きいのも1つ入れました。今回は瓶同士のズレ防止のために下地として粘着テープで固定し、空隙にはモルタルを充填。前回は隙間を厚紙で埋め、直径の異なる種々の円に合わせて制作するのが面倒でしたが、モルタルの流動性はそれを一挙に解決。どんな形状でも隙間なく埋めてくれます。モルタルの型枠は紙箱を利用し、モルタルが固まった後に除去。 除去後にはモルタルの地肌がむき出しでも良かったのですが、木箱を制作してこれに収めました。モルタルは衝撃に弱いので、木箱に入れればヒビ割れ対策にもなります。(2019/4/21 記) |
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充填モルタルの型枠代わりに空き箱を利用 型枠としての空き箱を除去 木箱に収めて完成 |
隙間にモルタルを充填 容器として木材で箱を制作。いつも通りの端材利用。 使用状況。ペンチやニッパ、ハサミ、カッター等。 |
DIYを心の負担にならずに気軽に行うためには興味や関心、やる気などのメンタル面と、デザインセンスやアイディア、ノウハウ、技量などの能力面を備えていることが望ましいですが、それら基本的事項のほかにも重要なことがあります。それは、作業環境や道具の整備。 作業環境については、DIYを行う度に作業スペースや作業台を確保したり後片付けをしなければならないとすると、準備と片付けに時間が取られて、せっかくの貴重な時間が割かれて気持ちが重くなります。 道具については、罫書きや部材の加工、組み立てに用いる様々な道具。電動卓上スライド丸ノコや電動糸ノコ、電動ドリル、電動ヤスリなどの電動工具類と、ペンチやニッパー、鉛筆や直角定規、ハサミ、カッター、ノミ、コンパス、割りばし等々の小道具。 このうち、電動工具はサイズが大きいので専用保管場所を用意していますが、小道具は工具箱に無造作に入れてあります。時々は整理しますが、使う度に乱れて、必要な小道具を見つけるのに難儀しストレスが溜まります。 これら小道具の大半は細長い物。そこに着眼して作ったのが今回の小道具立てです。細長い物は立てて保管すれば場所は取らずに、上から見て一目瞭然です。いわゆる鉛筆立ての発想です。鉛筆と異なるのは、小道具とは言え鉛筆よりも重いこと。器が軽ければ、立てた時に器ごと転倒します。転倒しないためには底面積が広く、器自身も重い方がいいです。 最初に作ったのが茶葉の空き缶2個をくっ付けたもの。これは結果的に40点でした。入れる小道具の長さや重さがほどほどならば転倒しませんが、長くて重いものは転倒してしまいます。空き缶3つにすれば70点くらいになったと思います。 2度目に作ったのがガラス瓶5個をくっ付けた物。甘酒の容器3個とヨーグルトソースの容器1個、海苔の佃煮の容器1個です。底面積も広く、ガラス容器なので重く、どの小道具を立てても転倒しません。ガラス瓶をガムテープでグルグル巻きにしても間に合いましたが、見栄えを考慮して箱で包み、壁紙用粘着シールで化粧しました。 材料費は壁紙用粘着シールの100円だけでした(100円ショップのSeriaで購入)。(2018/11/18 記) |
完成した小道具立て |
制作過程(部分加工) |
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5つの空き瓶。下地処理として木工ボンドで接着。 底板用厚紙に寸法を罫書き 底板用厚紙を液状のりで接着 |
周囲を包んだ粘着テープ 底板用厚紙を切り取り 底板用厚紙完成 加工後の上面の厚紙(表面から) |
制作過程(組立) |
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底板と上面取り付け(前面から) |
上面、底板、側面を2重、3重に厚紙で重ね貼り |
制作過程(化粧シールを貼って完成)100均で購入した粘着壁紙用シールで化粧 使用状況(最初に作った茶葉の空き缶2つの小道具立てと一緒に) |