我が家の物置は外寸法が1.3m×2.4m、内法面積が2.9平米。一坪にも満たないスペースに、木材や大工道具、ペンキ類、セメント、電動工具、針金やコード、塩ビパイプ、雨樋、水道ホース、捨てるに捨てられないガラクタ等がゴチャゴチャと入っています。スチール製棚を3つ入れて整理していますが、それだけでは間に合わず、更に立体的に使用しないと物の出し入れが不便です。 そこで作ったのが今回の棚。主にペンキの収納に使用します。ペンキは大小合わせて17缶あります。造形モルタル用0.6Lが5缶、木工用0.2Lが3缶、木工用0.7Lが6缶、木工用1.6Lが2缶、トタンなど多目的の7L缶が1缶です。手軽に出し入れできて、かつ一ヶ所にまとめて置かないと、在庫があるのに購入してしまったり、使い切る前に乾燥させてしまったりと、不経済です。 今回の棚は「最初に材料ありき」で制作。カインズホーム伊勢崎で320×25×910の合板が1枚100円で売っていて(*)、この材料を極力加工せずに使用して制作しました。使用した枚数は6枚。 予算は木材費=6枚×100円=600円。カインズでのカット費=4カット×50円=200円。合計=800円。 背板は今回は構造材ではないので、厚さ3mm〜5.5mm程度で十分ですが、これを定尺(910mm×1820mm)のベニヤ板等を使用すると1枚1,000円前後です。私は物置にあったベニヤ板の残材を継ぎ足して使用したので、在庫一掃セールになり、その分物置がスッキリして気分もスッキリでした。 部材の結合は、25mm材が長さ60mmのネジ釘、背板が長さ25mmの釘を使用。 物置内の整理用なので、今回塗装は省略しました。いつか気が向いたら塗装しましょう。(2017/12/20 記) (*)320×25×910の合板は木工コーナーで販売していますが、常にあるとは限らず、また板厚は25mmや28mm、幅は320mmや400mm、長さは710mmや910mm、1820mmなど様々です。価格もサイズに応じて変わります。 |
完成品 製作図 |
Storage shelf(物置の棚)・制作過程 |
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(1)加工した材料(自宅での加工なし) (3)天板組立 (5)背板を除く部材の組み立て完了 (7)ベニヤ板を継ぎ足して背板を取り付け (9)組立完了 |
(2)4段部の組み立て完了 (4)段なし(縦長)側の底板を部分組み立て (設計内容を少し変更) (6)物置に保管していたベニヤ材の残材 (8)カンナや電動サンダーで面取りや表面研磨 (10)使用状況 |
使用状況(左:グランドシートと組立式椅子、右:ペンキ類) |