この対策のために、古くなったダイニングテーブルを庭に出して、脚回りを補強し、防水対策のために屋根用塗料を塗って作業台として利用しています。 取り合えず便利で重宝していますが、戸外に露出しているので、雨天の日には利用できず、作業後に台の上に物を放置できず、その都度きれいに後片付けしなければなりません。 ・・・と言うことで、屋根付きの作業小屋を作ることにしました。ちょうどいい按配に、リビング前のベランダ脇に約1mの空きスペースがあったので、そこに設置することに、 斜め部材もあるので、行き当たりばったりで制作すると部材の取り合いが狂うので、事前にCADで図面を起こし、寸法を決めます。 この時、毎度のことながら、物置に眠っている端材を優先的に使用することが条件。寸法足らずの材料は板継ぎして利用します。こうしないと、物置が材木の死蔵場所になってしまいます。捨ててしまえば済む話ですが、「いつか何かに利用できる」と思うとなかなか捨てられず、常に残材が保管してあります。 今回はいつものDIYよりも大きいので、端材だけでは間に合わず、カインズホームで材料調達。 ■柱、梁、間柱、窓枠・・・物置の端材、2×4木材 ■作業台・・・カインズホームの端材コーナー材(B=350~400、L=1000~1500、t=22~28で300円~700円程度) ■垂木・・・・・6本一束売りの角材(30×30、30×40、L=1800。6本で1,000円程度) ■屋根材・・・合板(t=4.5mm、B×L=900×1800。1,000円程度) ■壁材・・・・・6枚一束の杉の貫材(t=15mm、B=90と120、L=1800。1,200円程度) ■内部造作・・・物置の端材 ■窓・・・・・・・・半透明のハウス用プラスチック板材(これはジョイフルホンダで購入) ■接合部止め金具・・・L字や板状の止め金具(これが木材に比べて結構高い。一部品150~300円)。 壊れた家電を分解すると、止め金具として利用できる部品があり、今回も数個使用しました。 今回、CAD製図から材料調達・加工、組み立て、塗装まで、作業に要した期間は約5ヶ月間。作業するのは一週間に1、2回程度。完成前に他のDIYに着手し、そちらが先に完成してしまった品物がいくつもありました。自分用なので、慌てる必要もなく、楽しみながら進められるのがDIYのいいところですが、誰かに依頼された品物ならば、とっくにクビかキャンセルされたことでしょう。 予期せぬ副次効果で、小屋がベランダに吹き込む雨と北風を防ぎ、ベランダの環境改善になりました。めでたし、めでたし。(2017/5/13 記) |
||
作業小屋(壁の外面から) |
作業小屋(内部) |
|
作業小屋(内部)。作業台と柱上部、壁はアイボリー。窓枠は灰色。 作業小屋(内部)。家屋の壁側には斜材を挟んで棚を制作。 作業小屋(壁の外面から)。壁は2色仕上げ。窓枠は灰色。屋根の奥は手が届かないので未塗装。 |
1.骨組み(梁、柱、垂木、作業台)部材の加工は省略しました。白っぽい木材が新規購入材。日焼けしている のが物置の端材。 |
|
2.壁側の棚と接合部壁側の棚は部材長が短いので、物置の端材が大活躍 |
||
壊れた家電から取り出し、整形した金具 |
購入した平金具、L字金具 |
購入した平金具、L字金具 |
3.屋根と外壁張り(1) |
|
作業台下部 屋根を張り、窓枠の下まで壁材を張ります |
作業台下部 屋根材(合板)は防雨のために、50mmずつ重ねました |
4.窓枠制作窓枠は立体感を出すために二重枠で制作 |
|
窓枠をはめ込んだところ(内側から) |
窓枠をはめ込んだところ(外側から) |
窓枠+間柱 |
二重目の窓枠 |
二重の窓枠を接合 |
5.外壁張り(2)窓枠を取り付けたので、外壁材を上まで張り付け。窓は半透明のプラスチック板。 |
|
6.内部造作内部は壁側に棚を制作家屋側と窓枠に棚を制作 家屋側と窓枠に棚を制作 |
|
斜材下部も棚として細工 |
窓枠の下部を棚に仕上げました |
7.塗装塗装は下記4色。■外壁(下部)と屋根:水性・アクリルシリコン・トタン屋根用塗料。 ■外壁(上部)、内壁、作業台: ニッペホームペイント。フレッシュ水性ワイド。 色=ソフトアイボリー。配合剤=防カビ剤、シリコン。 ■内側の柱と梁: 水性木部保護塗料。ステイン仕上げ。撥水タイプ。色=ウォルナット ■窓枠と内部の棚:灰色 |
|
窓枠の塗装(外側)。マスキングテープの下地処理必須。 外壁塗装 外壁の塗装開始 |
窓枠の塗装(内側) 2色のバランスを見直して境界位置を下げました 屋根と外壁塗装 |