本当にしつこい新型コロナウイルス。ここ数日、「第8波が始まった」、あるいは突入の危機感を伝えるニュースが流れています。今回はインフルエンザとの同時流行も不安視されています。 この状況下、日々の自由時間の過ごし方として、感染対策を施しながら社会活動を続けるのか、あるいは自粛生活に努めるのか、個人判断に委ねられていますが、否応なしに「STAY HOME」を強いられる場合、できればストレスを減らし、かつ有意義に過ごしたいものです。 元々一人遊びが好きな私は、暇な時には大工仕事などのDIY、廃物利用の工作、庭木や草花いじり、一人サイクリング、パソコン作業等々、振り返るに元々自粛生活のような生活だったので、特にストレスは感じていませんが、もし、「毎日家で暇しているので何か作ってみたい」と言う方がいましたら、木製椅子でも作ってみませんか。「DIYは苦手なので、逆にストレスが溜まってしまう」と言う方も取りあえずご覧になってください。 手順は至って簡単。ホームセンターで木材を購入して材料加工までしてもらえば、あとは各部材をネジ釘で締め付けるだけ。ニスや塗料を塗れば、庭に置きっ放しでも大丈夫です。以下、制作手順です。(2022/11/20 記) |
木製椅子の組立図 |
■角材赤松 30×40×2000(1985) 6本束 1,500円〜2,000円赤松でなくても大丈夫ですが、素肌がザラついていない角材がお薦め。 ※直角面を正確に加工できる電動ノコギリ等を持っている場合には、材料のみを購入して自分で加工すれば加工費を節約できますが、直角面を正確に加工できない場合には、接合面に隙間ができてしまうので、その場合にはホームセンターでの加工をお薦めします。ちなみにカインズ伊勢崎店では1カット50円です。 ■板材(座面用)100×15×1830・・・400×450の座面をカバーできればいいので、幅、板厚共自由度あり。1×4材(ワンバイフォー材:89×19×1830)等利用でも可。ただし、使用材によっては加工が増える。 ■ネジ釘φ40mm 50本程度、φ50mm 100本程度、φ60mm 100本程度 ・・・ 箱買いが得。屋外で使用する場合、材質はステンレスや真鍮等がお薦め。■工具とにかく200本以上のネジ釘を締め付けるので、電動ドリルがお薦め。 |
木製椅子の加工図 |
角材と板材は、通常は所定寸法に切断したまま販売しているので、面取りされておらず、四か所の角が角ばったままです。そのままでも利用できますが、作業中や完成後に部材を掴んだ時、あるいは触った時等にソフトな感じがせず、痛みを感じる時もあります。 そこで、組立前にカンナやヤスリを使用して面取りを行います。面倒な作業ですが、完成後には面取り作業をし難いので、組立前に行うことをお薦めします。まずカンナで削り取ってから、ヤスリで滑らかに仕上げますが、ヤスリがけは組立後でも大丈夫です。 |
角材を組立て、ネジ釘で締め付け完了。接合部の詳細は以下。 |
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ネジ釘を打ち込む前に、ドリルでガイド孔を明けます |
コーナーはネジ釘同士が当たらないように注意 位置決めの罫書きが重要 |
釘の位置が揃っていた方が見栄えがいいので・・・ 頂部の角材の面取りは大きめ |
釘の位置を鉛筆で事前に罫書き 機械加工なので、接合面がピッタリくっ付きます |
完成(前面) 完成(背面) |