子どもたちが一人ずつ巣立ち、いつの間にか夫婦二人だけの生活になりました。子どもがいる頃は早めの時間に家族全員集合で次々に風呂に入りましたが、夫婦二人だけになってからは、夜更かし族の私の入浴時間は大概が深夜。風呂が追い炊きができないタイプなので、私が入る頃には水温は温水プール並み。熱湯を半分くらい追加しないと風邪を引きます。そんなことと、地球温暖化のせいか、ここ十数年、身体の芯まで冷えて風呂で温まりたいと思う期間も短いので、もっぱらシャワーで済ます毎日。たまには日帰り温泉に出かけて風呂気分を満喫するので、家風呂の役割が更に下がります。余談ですが、日帰り温泉ファンの中には、銭湯感覚で日帰り温泉を利用していて、家風呂はほとんど入ったことがないなんて人もいます。 そんな昨今ながら、さすがに寒い冬には家風呂で温まりたいと思う日もあって、頭のどこかに家風呂問題が課題として残っていました。そんなとき、先月出かけたジョイフル本田新田店。お気に入りは工具や資材コーナーですが、木材コーナーをブラブラしていると、何やらいい匂いが漂って来ます。ヒノキ材コーナーでした。数種類ありましたが、良く調べると幅85mm、厚さ20mmの木材がお買い得。 桧特等AD材 85mm×20mm×3000mm・・・一本578円(税込み)「桧」でピーンとひらめいたのが桧風呂。日帰り温泉や温泉地には必ずと言っていいほどある、あの「桧風呂」です。サイズは家風呂の邪魔にならず、と言って窮屈でもない大きさ。当初は足湯程度と思っていましたが、温まることができるように結局腰湯サイズに決定。図面を描いて材料を刻み、要した日数は暇に任せて6日間。材料費は上記材料を6本。他のヒノキ材を2本購入してざっと5,000円。家風呂の中に、一人用腰湯桧風呂。素人作りながら桧の香りを味わいながらちょっといい気分に浸ってます。壊れたら花台にリメイクする予定です。(2016/12/30 記) |
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家風呂に収まった一人用腰湯桧風呂 |
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一人用腰湯桧風呂の外形寸法 |
一人用腰湯桧風呂・製作過程 |
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(1)一段分の枠作成 (3)腰かけ製作 (5)腰かけを収めます(背面から) (7)完成(斜め前から) |
(2)各段を重ねます (4)腰かけを収めます(前面から) (6)完成(背面から) (8)完成(前面から) |