赤石楽舎の会場にはいせさき明治館の2倍以上の伊勢崎銘仙が展示されました。 会場へ一歩足を踏み入れた途端、一斉に目に飛び込んで来た色鮮やかで華やかなたくさんの伊勢崎絣。 思わず「お〜、素晴らしい!」。 一辺にたくさんの美人に見つめられて目のやり場に困ってしまったような心境で、その照れ隠しにカメラを手に取り、1枚づつの和服にレンズを向けました。モデルを撮るカメラマンはきっとこんな心境なのでしょう。 見学しながら、伊勢崎絣はもっと地味で日常の生活着のような色や絵柄と言う先入観がどんどん消え去り、実に様々な題材を絵柄にし、細かい模様から大胆な模様まで、また色使いも落ち着いた色彩からきらびやかな色彩まで、その幅広いバリエーションに驚くばかりでした。(2010/2/28 記) |
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この日、会場を見学していると、ある着物の前で、ご年配の婦人から 「すみません、シャッターを押していただけますか?」 と頼まれました。聞けば、 「この着物、自分が嫁入りの時に親が持たせてくれたんです。」 そのご婦人の人生と一緒に歩んだ伊勢崎銘仙。思い出がたくさん詰まった伊勢崎銘仙。温かい気持ちになりました。 ・・・ちゃんとシャッター押せていたかな?大切なショット、ちょっと心配。 |
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展示会場の様子 展示会場の様子 |
展示会場の様子 |
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日本中の女性に愛され 受け継がれた「伊勢境絣」 |
思い出の伊勢崎銘仙展の 開催にあたって |
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ここに展示された伊勢崎銘仙は、ほどんとが個人が所有するもので、伊勢崎市が一時借りて展示したものです。 この展示会が終われば所有者に返却されます。 その意味で、今後、これだけの伊勢崎銘仙が一堂に会することは難しく それだけ、この展示会は貴重なものでした。 ここに掲載したものは織物会館所有の伊勢崎銘仙を除き全て掲載したつもりですが 兎に角たくさんの展示でしたので、漏れもあるかも知れません。 掲載できなかった伊勢崎銘仙についてはご容赦ください。 (2010/2/28 記) |