2年前に伊勢崎市赤堀今井町の水田のあぜ道で始めて会った「蔓穂 (つるぼ)」。遠目にはムスカリにも似て、園芸店でも売れるだろうと思わせる可愛らしい花です。野の花なのでどこでも見られるのかと思うとそうでもなく、今回が2回目。場所は伊勢崎市太田町の広瀬川右岸堤防です。9月26日の”いせさき花火大会”の準備のためか、堤防にはびこった葛などがきれいに刈り込まれていて、シッカリと姿を現していました。ひょっとすると、つるぼの開花期は葛などツル性の野草が繁茂する時期と一致するため、草刈り未完の堤防などでは他の野草の葉っぱに隠れて姿を見せないだけかも知れません。次の出会いはいつどこででしょう。(2015/9/17 記) | |
2015/9/15 |
※蔓穂 (つるぼ):ユリ科の多年草。原野に群生。広線形の葉が地下の卵球形の鱗茎から数個出る。八、九月、高さ約30センチメートルの花茎を出し、総状花序を立てて淡紫色の小花を多数つける。別名:スルボ、参内傘(さんだいがさ)。 |
広瀬川の右岸堤防で咲くツルボ 2015/9/15 2015/9/15 |
先日、赤堀今井町の水田の畦でたくさんの彼岸花を見つけ、段差状の畦で咲く彼岸花を眺めていると、近くでたくさんの薄紫の花が咲いているのに気が付きました。余り見かけたことがない花ですが、群生していて、ちょっとムスカリに似て可愛らしかったので、しっかりとレンズに収めて来ました。後日ネットで調べると「蔓穂 (つるぼ)」のようで、名前を知ったのは初めてのことです。(2013/10/7 記) | |
水田の畦で咲く「蔓穂 (つるぼ)」 2013/9/26 |
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夢中で蜜を吸う蜂 2013/9/26 |
稲穂垂れる水田の間で咲くつるぼと彼岸花 2013/9/26 |
先月、前橋市徳丸町の水田脇をサイクリングしていると、畦に咲く何やら可愛らしい花に遭遇。園芸種として見たことがあるような、ないような、歯痒いばかりで思い出せません。路傍の花として素通りできない存在感があったので、取り敢えず写真を撮って後で調べてみると、ムラサキツユクサのようです。ムラサキツユクサと言えば、その名の通りムラサキ色が一般的ですが、これはほぼ真っ白です。日陰のせいだったかも知れませんが、同じ種類でも変種はあるようです。 (2013/10/7 記) |
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2013/9/23 |
2013/9/23 |
一昨日、「萩」として紹介したこの花、今朝ほど、私の花と樹木のお師匠さん・公園緑地課のKさんに、「萩ではないと思います。調べますからちょっと待っててください」と連絡いただき、改めて教えていただいたのが「フタバハギ」。早速に「フタバハギ」の画像をネットで検索すると、正に全く同じ花がいっぱい見つかりました。ハギと名前が付いていますが、分類は「マメ科ソラマメ属」とのことで、萩が「マメ科ハギ属」であることと異なります。 言い訳になっちゃいますが、実は我が家に萩が咲いていて、「花や葉っぱの形がちょっと違うかなぁ・・・」と思っていたのに、「きっと萩にも色々な種類があるんだろう」と自分勝手に決めて、掲載してしまいました。最初、萩と思ってしまった人がいましたら、ご容赦ください。(2013/10/9 記) 【メモ】 フタバハギ:学名=Vicia unijuga、分類=マメ科ソラマメ属、別名=ナンテンハギ、花期=6~10月 |
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2013/9/29 2013/9/29 |
2013/9/29 エンドウマメの花に良く似たフタバハギ 2013/9/29 |
フタバハギが咲いていたのは、西野神社のある山の北東斜面の切通し。フタバハギの上にはススキもたくさん咲いていました。そう言えばススキも秋の七草です。七草話のついでに、葛も秋の七草です。 | |
秋の爽やかな青空と白い雲を背景に、道路にせり出すように咲くススキ 2013/9/29 |
水田の湿地に咲くオモダカ。どうやら厄介者扱いされているようですが、良く見れば花は可愛いし、葉っぱはシッカリしていて、雑草扱いでは可哀想。 種類によっては漢方薬や食用に使用されたりするようです。また、「勝ち草」と呼ばれ、戦国時代にはオモダカの葉を意匠化し、家紋として使用されたこともあるようです。 3年前に紹介した時、名前を公園緑地課のKさんに教えていただいてから、水田の空き地の湿地でたまに見かけるオモダカ。最近は、見つけると同時に「オモダカ」の名前が出て来るようになりました。ただ、漢字はなかなか覚えられません。(2013/10/7 記) |
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伊勢崎市下触町の水田の湿地で咲くオモダカ 2013/9/29 |
3片の白い花、ハッキリした葉っぱ 2013/9/29 |
オモダカ(沢瀉)この白い花は何でしょう。五目牛町の水田の稲穂の脇に、誰かが植えたのか自生したのか分かりませんが、可愛らしい白い花がたくさん咲いていました。水生植物のようで、湿地状態の水田で咲いていました。葉っぱはニラの葉っぱを厚く短く太くしたような大きさです。花弁は白くて3枚、中央に黄色の雄しべがあり、園芸種として小さな鉢などに植えて愛でたくなるような花です。(2010/9/22 記)【困った時のKさん頼み・Kさんレポート】 この花のこと、2010年の緑花フェア当日、公園緑地課のKさんに教えていただきました。 名前は 「オモダカ」、漢字ではちょっと難しく「沢瀉」。湿地を好む水田雑草です。 昔から家紋や武具の飾りの題材として使われている反面、水田では防除が困難な雑草として扱われているようです。(2010/9/28 記) |
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白く可愛らしい花弁のオモダカ(伊勢崎市五目牛町) 2010/9/19 2010/9/19 |
2010/9/19 |
咲いているのは分かっていても、いつも素通りしてしまう路傍の花。でも、無視して素通りすることにちょっと罪悪感を感じている花。花好きな人でも、そんな花ってありませんか。 私に取って、そんな花の代表選手がニラの花です。春先に咲くハナニラならば、最近は多くのお宅の庭で見かけ、かく言う我が家の庭でも、春先の殺風景な庭をグラウンドカーペットのように彩ってくれる可愛らしい花ですが、ただのニラと言うと、わざわざ咲かせて愛でている光景をなかなか見かけません。 |
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群生するとグラウンドカーペットのようでいい感じです。 2013/9/1 |
ニラレバ炒めやギョーザ、ニラ卵スープなど、具材として他に代用品がないくらいに重要な食材ですが、花としてはちょっと可哀そうな植物です。 そんなニラですが、先日の猛暑日、前橋南モールへサイクリング中、モールの少し東側の田んぼの畦で、群れて咲くニラを発見。畦と言うより、道路の路肩と言った方が適切かも知れませんが、ちょうど満開状態でした。どなたが植えたのでしょう。近寄って見ると、淡い黄緑が混じり、6片の花弁(実際は花弁3枚、苞が3枚。下記のメモ参照)が星状に広がった可愛らしい顔をしています。一輪、2輪を切って小さな一輪刺しにでも入れて、机の上や出窓、トイレなどに置けば、ちょっといい感じです。煮たり焼いたりしなければ、一輪二輪くらいでは、匂いはそんなにキツくないから大丈夫。(2013/9/5 記) |
【メモ】 分類:クサスギカズラ目、ヒガンバナ科、ネギ属、ニラ/学名:Allium tuberosum/花弁は3枚だが、苞が3枚あり、花弁が6枚あるように見える。雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっている。子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布する。 |
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近くで見ると可愛い姿のニラの花 2013/9/1 |
前橋南モールの東側の水田脇で咲くニラ 食用として植えたのでしょうか? (前橋市下阿内町) 2013/9/1 |