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今年の夏、世界遺産登録を目指している富岡製糸場と絹産業遺産群。 その中心的存在の富岡市には市内外に名だたる有名な神社があります。「上毛カルタ」で「ゆかりは古し貫前神社」と謳われている国指定史跡の貫前神社(ぬきさきじんじゃ)。 また、妙義山の白雲山中腹に建ち、宣化天皇2年(537)創建の歴史を持ち、日光東照宮や陽明門とも負けず劣らずの国指定史跡・妙義神社。 これら二つの神社も追って紹介する予定ですが、まずは、それら二つの有名な神社に隠れて、お祭りの時を除くと参拝者も少ない、でも厄払いでは市内外、県外にまで知れ渡っている観音様があります。その名は「北向観音」。 北向観音は富岡市上高瀬大島地区の山の斜面に鎮座し、その名の通り、社が北に向かって建っています。そしてその方向の延長には、鏑川を挟んだ丘陵地に建つ貫前神社があります。そして更に後方には榛名連峰が横たわっています。 |
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参道は急勾配の狭い路で、徒歩でしか登ることができません。何ヵ所かのジグザグ坂を登り、まず最初に出迎えてくれるのは途中のヘアピンカーブの角の巨岩の中に置かれた小さな社。カーブを折れると神社境内の方向、直進すると奥の院があります。奥の院は絶壁の上の巨岩をくり抜いて鎮座し、その位置から崖の下にお賽銭を投げ厄払いを行います。 北向観音を参拝し、境内を東側に通り抜けると、狭いながら舗装された山道に繋がります。登山好きな私はこれを見過ごすことはできず、導かれるように登って行くと、何と、上信越自動車道の上に出ます。跨道橋「前山橋」が架かっていて、橋から眺める高速道路や走行車両の光景が、見ていて飽きません。 北向観音への道路は大島地区の集落を通りますが、道幅が狭く、毎年1月第二日曜日に催される例祭の日は一方通行となり、路面に案内の白線が引かれます。また例祭日に併せて畑の中に臨時駐車場が整備されます(無料)。集落内には大島鉱泉の一軒宿(*)があります。(2014/2/16 記) (*)大島鉱泉:富岡市大島148、Tel:0274-62-1490、収容人数:30、料金:一泊二食付き7,500円~、胃腸の名湯 |
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北向観音の地図 |
北向観音(富岡市上高瀬大島地区)2018/1/18(3分28秒) 北向観音(奥の院)。約20mの絶壁の上に鎮座しています。 2018/1/18 北向観音(極彩色の社殿の木彫り) 2018/1/18 北向観音(社殿の龍の木彫り) 2018/1/18 |
北向観音の本堂の装飾 2013/1/12 |
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拝殿の左側の柱に刻まれた龍の彫刻 2013/1/12 本堂の厨子(ずし)の間 2013/1/12 北向観音のご本尊 2013/1/12 鮮やかな朱色の塗装が施された本堂 2014/1/26 |
拝殿の右側の柱に刻まれた龍の彫刻 2013/1/12 本殿の装飾 2013/1/12 北向観音のご本尊。この日は例祭(毎年第二日曜日)の 前日で、ご本尊が御開帳されていました。 2013/1/12 柱に施された彫刻 2014/1/26 |
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拝殿と本殿の彫刻(左側から) 2014/1/26 |
例祭に向けて準備が進む北向観音の社殿と境内 2013/1/12 |
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石燈籠 2014/1/26 社殿 2014/1/26 |
参道の階段と社殿 2014/1/26 |
北向き観音社殿。拝殿と本殿が一体になっています。 2014/1/26 |
参道途中の岩をくり抜いて鎮座する社 2014/1/26 奥の院 2014/1/26 |
眼下に流れる鏑川。ここから崖の下にお賽銭を投げ、 厄を落とします。 2014/1/26 絶壁をくり抜いて参道が造られています 2014/1/26 |
北方向の遠望 2014/1/26 |
貫前神社(写真中央)と榛名連山 2014/1/26 貫前神社の大鳥居 2014/1/26 |
2013/1/12 |
2013/1/12 |
参道入口。右は富岡散策マップ。 2013/1/12 |
途中のコンクリート舗装の参道 2014/1/26 |
境内直下の階段の参道 2014/1/26 |
北向観音を参拝し、境内を東側に通り抜けると、狭いながら舗装された山道に繋がります。この道を登る上信越自動車道の上に出て、跨道橋「前山橋」を渡れば上信道南側の山腹の側道に出ることができます。 | |
北向き観音裏側(南側)の山道 2014/1/26 「前山橋」から眺める上信道 2014/1/26 橋名板「前山橋」 2014/1/26 「前山橋」を渡ると上信道南側の山腹の側道。2014/1/26 |
北向き観音裏側(南側)の山道。 道幅せまく、防護柵もないので、車両の進入は危険。 2014/1/26 「前山橋」の北側のたもとから東方。 急勾配の坂の下には上信道が通っています。 2014/1/26 「前山橋」。軽自動車なら通れます。 2014/1/26 |