「カフェきつねくぼの庭」。「きつねくぼ」の名前の由来を伺ったことはありませんが、ちょっと不思議で日本昔話に出て来るような名前です。その昔には窪地だったのでしょうか?名前のことはさて置いて、「カフェきつねくぼ」を印象付けるのは、東側の道路に沿って建つ白壁・瓦屋根の蔵の存在です。蔵は現在もギャラリーや音楽イベント会場として利用されているようですが、庭は蔵と母屋、カフェの3つの建物に囲まれた空間に造られています。母屋とカフェ、蔵との間には少しの高低差があって、緩やかな勾配を付けた舗装面と、数段の階段を設けてこの差をつないでいますが、その造作が庭に変化と立体感とを与えています。 庭にはバラを中心にクレマチスやラベンダーなどのハーブが咲き、それらの間には木々が涼しそうに枝を広げ、足元を様々な葉っぱが埋めて、緑の多様性を楽しませてくれます。中庭から数段の階段を上った場所に木製の六角堂のような小屋があって、お茶を誘います。所どころに置かれた石やテーブル、鉢、野鳥の水場、小物も味わいを加えています。庭には長い紐で繋がれた犬と猫数匹が寛いでいて、出迎えや見送りをしてくれます。(2015/6/10 記) |
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蔵とバラ |
洒落た住所の番地。良く見ると犬。 人懐こい猫の親子 薄いピンクのバラ、深い八重。 白い縁取りの真っ赤なバラ カフェ入り口 レンガの通路を覆うバラ 木製の六角堂、 |
バラで覆われた木製の六角堂 八重が深い黄色のバラ。から玄関をつなぐ通路は虹のプロムナード 壁の白壁を背景に木々に囲まれて咲く深紅のバラ。 濃い紫色のバラ。 野鳥の水場を囲う木々、ホッとする空間です。 |
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ペチュニアの寄せ植え |
ワイヤ製の小鳥籠でしょうか? |
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猫が寛ぐ中庭。多種多様な緑。テーブルや石などの置物が変化を与えてくれます。 |
2015年の”オープンガーデンいせさき”に参加された26軒のお宅の中で、最も西側にある「古民家ガーデン」。北西方向に800mも行けば前橋市駒形町です。コープ宮子店の道を隔てた東側です。 「古民家ガーデン」はその名前の通り、横幅9間の大型養蚕農家に造られた庭です。敷地南東側の木造の正門は、瓦葺きの屋根が付いた武家屋敷をイメージさせる重厚な門で、その前を鉢植えの様々な寄せ植えが飾っています。門をくぐると庭一面に芝生が広がり、その広々とした緑が優しく迎えてくれます。芝生の前には築山が造られ、また敷地内にある納屋や大谷石の蔵、その他の小屋など、様々な建物の周囲には花壇が造られ、バラを中心として様々な花が植えられています。 敷地西側の大通り側にも入り口があって、主屋へ向かう幅広の通路はイワダレソウがグランドカーペット状に覆っています。敷地南西側には家庭菜園があり、菜園と庭との境界はバラなどの生垣で仕切られています。 庭の随所にバラのアーチや生垣がある中で、「古民家ガーデン」を最も特徴づけるのは、主屋東側の壁面を覆うバラたちで、白やピンク、赤、黄色、紫など様々な色のバラが咲き、古民家の白壁と木とのコントラスト、また和と洋との調和を楽しませてくれます。(2015/6/16 記) |
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主屋東側の壁面を覆うバラたち |
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重厚感溢れる正門 屋根を飾るバラ 玄関を飾るベゴニアなど 額縁に寄せ植えされた葉っぱ パンジーやノースポールの寄せ植え バラのアーチ 休憩コーナー 蔵に刻まれた屋号 ノースポールでしょうか? バラのアーチ |
正門前を飾るペチュニアなどの寄せ植え 主屋の西側を飾るバラ 小屋の前に造られた花壇 西側入り口から前庭に続く通路沿い 大谷石の蔵 黄色いガーベラとめだかが泳ぐ瓶 築山を飾るミニバラやツボサンゴなど |
蔵の周りを彩るバラ 主屋東側の壁面を覆うバラたち |
オープンガーデン・2015 いせさき、ガーデンの案内 |
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