伊勢崎市境小此木の「ガーデン『葉っぱ物語』」。広瀬川に架かる「武士(たけし)橋」の南方の奥まった場所にあります。 家の前に立てば、モスグリーンの木の扉や樹木のアーチ門、その足元を飾る様々な寄せ植えや造作が何とも洒落ていて、庭に入る前にタップリと足止めされます。 しばらく門周りを眺めて樹木の門をくぐると、そこに広がるのは芝生のスペースと葉っぱに覆われた庭。芝生の心地よい感触を味わいながら早速に見物させていただくと、奥の方から、「あら、お久しぶり!」と園主・天田さんの元気な声。一年前にお邪魔しただけで、私はと言えば、その辺に掃いて棄てる程度の普通のオジサンなのに、覚えていてくれたことと、記憶力の良さに感激するやら驚くやら。 訪れた時が曇り空で夕方だったせいか、昨年の記憶よりも庭全体にしっとりとした空気が流れ、目にも心にも穏やかで優しく映ります。葉っぱの緑も濃い色、淡い色、クリーム色や黄色がかった色、斑入りや白味がかった色、形も笹状や丸い形、ギザギザ状のものなど、その多種多様さには感心するばかりで、「ガーデン『葉っぱ物語』」の命名の妙を感じ入ります。 葉っぱの間にさりげなく置かれた陶製の小鳥やカエル、キノコなどが微笑ましく、切り株やオブジェなども庭に変化を与え、株立ちの樹木の根元で咲くギボシやミヤコワスレは密やかで山野の風景を醸し出しています。庭の全てが過度に自己主張せずに周りと調和し、それでいて個性的でそこかしこに「物語」が潜んでいる庭「ガーデン『葉っぱ物語』」です。(2015/6/30 記) |
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チリアヤメやイングリッシュデイジーが群生する芝生。石敷きの小路の周囲には多種多様な「葉っぱ」 |
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枕木の門の上にはブリキ製じょうろ の寄せ植え 葉っぱの中の彩り |
樹木のアーチと背丈の低い木製門扉 色取り取りの葉っぱが迎えてくれます |
石の水瓶を覆う緑 トランペットのようなオブジェ |
緑に溶け込む花たち 木立の周りを覆う様々な葉っぱ |
パーゴラで一休み ワイルドストレベリーがいっぱい ベンチで一休み |
石敷きの小路。不整形な石の形状に味わいを感じます。 玉石が敷かれた小路 |
まん丸キノコ ハリネズミ見つけた ここにも小鳥 椅子に座る花箱 |
小鳥さん、こんにちは |
カエルさんもこんんちは |
様々な葉っぱ、切り株や小物が楽しい 門へ続く路 |
多種多様な葉っぱ。まさに「ガーデン『葉っぱ物語』」 |
オープンガーデン・2015 いせさき、ガーデンの案内 |
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