伊勢崎市境下武士(しもたけし)の「ETUKOの庭」。名前の由来は園主の悦子さんの名前から。伊勢崎市のオープンガーデンに初回から参加され、この3年間に何度かお邪魔していますが、初回から変わらずに優しく出迎えてくれるのが、玄関両脇の対の花壇。白く縁取られたアイビーが中世ヨーロッパ貴族たちのスカートのようにフンワリと丸く仕立てられ、真中にビスカリアやオルレア、フロックスが可憐に咲いています。その姿は花の雪洞(ぼんぼり)のようです。玄関をこのような花で飾ってくれること、園主が温かく迎え入れてくれる思いがして、訪問者としてとても嬉しく思います。 玄関周りの花壇と、塀に飾られたハンギングバスケットの花たちに気持ち良くなりながら奥へ進むと、前庭には良く刈り込まれた芝生が広がり、その周囲の花壇には、アグロステンマ(麦撫子(むぎなでしこ))やカスミソウ、オルレアなどがふんわり・ポワポワ〜っと咲き、バラやポピー、カーネーションが特に威張るでもなく、溶け込むように咲いています。足元はギボシやシラン、スズラン、ユキノシタなどの葉っぱが埋め、花壇の奥ではアジサイやユリが蕾を付けて、出番を待っています。主張を抑え気味に植えられているローズマリーやミントなどの存在も庭に深みを与えています。優しさが漂う「ETUKOの庭」でした。(2015/6/26 記) |
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玄関前を飾る丸い対の花壇。Welcomeの木道が伝って来ます。 |
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ペチュニアの寄せ植え 門の足元には鉢の寄せ植え ベランダを飾る寄せ植え フウロ草の鉢。足元にはアイビー。 |
塀に飾られたハンギングバスケットの寄せ植え。よく見ると、ミント、ベゴニア、 ペチュニア等々、十種類ほどの花が植えられています。 前庭に広がる芝生 優しい風情のオルレアやむぎなでしこ |
畑へ続く踏み石の歩道。足元を草花が埋めています。 |
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足元を埋めるギボシやシラン ハツユキカズラとカカーネーション |
淡い肌色のバラがオルレアの中で溶け込むように咲いています。 花いっぱいの花壇 緑に溶け込む淡いピンクのバラ |
オープンガーデン・2015 いせさき、ガーデンの案内 |
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