「オープンガーデンいせさき」の「茂呂の3軒」。当催しが始まった2013年以降、いつしか定着した「茂呂の〇軒」の呼称。 年によっては「茂呂の2軒」や「茂呂の4軒」もあったなかで、当初から参加され、毎年中心的役割を担って来られた「ナチュラルグリーンガーデン」。今年の5月の基本公開日はバラの開花には早過ぎたので、3軒共に5月19日まで公開日を延長してくれました。 「ナチュラルグリーンガーデン」の庭の中心には芝生が広がり、白いテーブルと椅子が置かれ、周囲で大きく育つモミジやエゴの木が木陰を創り出し、涼しくて爽やかな空気が流れます。「ナチュラルグリーンガーデン」を特徴づけるこの佇まいは当初から一貫しながらも、数年の間に少しずつ変わっています。 最初の変化に気付いたのがバラ。当初から庭に彩を添えていたバラですが、数年前にはその数がたくさん増えて、ガーデン名を「ナチュラルグリーン&ローズガーデン」に変更したいよう。ただ、庭が広く、ガーデン名にあるように「グリーン」が主体なので、バラの華やかさや艶やかさも緑と調和し、溶け込んでいます。 そして今年、新たな変化に気づいたのが木々の根元で咲く様々なヒューケラ(ツボサンゴ)とスモークツリー。ヒューケラは葉色のバリエーションが豊富なだけでなく、立派な大きさに育ち、花も今が盛りと咲いていました。スモークツリーは3本が銅葉。新緑の中で濃い紫色の葉っぱが変化を生んでいます。その内一つは葉っぱの縁取りが金色の「ロイヤルパープル」。その不思議さに魅了されます。 数年の間に少しずつ雰囲気を変える「ナチュラルグリーンガーデン」ですが、ご夫婦で仲睦まじくガーデニングに勤しむ姿は今年も変わりませんでした。(2019/5/22 記) |
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真っ先に向かえてくれるフェンスで咲くバラ(ルーピング) 門周囲を彩る寄せ植え |
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門から続く通路脇を彩る寄せ植え 草木と陶製醤油樽 |
門から続く通路脇の草木。銅葉スモークツリーの彩り。 緑に囲まれるバラ |
庭園内の通路 スモークツリー「ロイヤルパープル」 |
木々の間から眺める芝生広場 ちょうど見ごろジギタリス |
バラと緑、背丈を伸ばした銅葉のスモークツリー 木々の根元を埋める様々なヒューケラ(ツボサンゴ) 株立ちのモミジが涼しそう 緑に囲まれる芝生広場。紅茶はいかが? 敷地南側に建つ工房では株立ちのヒメシャラが涼しそう |
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黄緑のバラ「若葉」 |
白く複雑な襞がまさに「アンナプルナ」の岩壁 |