山野の風情を庭に再現したかのような「太陽が大好きな庭」。 庭は広大で、住宅が2,3戸建ってしまうような広さ。そこに大小様々な樹木が植えられ、根元には様々な山野草や野の花が地面を覆うように咲いています。所々に1メートルを超える大きな石が置かれ、樹木や草花に融け込んで、それがまた山の雰囲気を醸し出しています。 樹木も草花もすっかり落ち着いた風情で、この雰囲気に落ち着くには数十年は経っているだろうと予想して、ガーデニングの経緯を尋ねると、以前から大きな木は植えてあったものの、庭に草花を植え始めたのは「オープンガーデンいせさき」に初参加した前年からとのこと。初参加が2014年なので、今年で5年目です。5年間でここまで仕上げるには、強い熱意と努力があったと思われますが、最も大きな要因は庭主さんが大の花好きであると言うことなのでしょう。 今年は、庭に入るなり、全体の雰囲気が昨年とどこか違っていることに気づき、尋ねると、大きな樹木をバッサリと剪定したとのこと。その分、庭を以前より明るく感じました。時々は強剪定を行って、庭を流れる空気を変えてあげるのもいいのかも知れません。また、以前からあった鉄道の枕木を利用した遊歩道のほかに、新たに遊歩道が造られていて、庭主さんに聞くと、どの場所の草花も手入れできるように、細かい遊歩道を追加したとのことです。日常の草花の手入れにのためには、足を踏み入れる場所を用意してあげることも大切なことです。 山野草は夏の日射や風通しが重要。夏の暑さで有名な伊勢崎市辺りの平地で管理するtことは難しいことです。「太陽が大好きな庭」では、遊歩道脇や樹木の下で、ごく自然に山野の風情で咲いていますが、庭が緑に覆われ、コンクリート部分や露出した地面も少ないことなどから、地熱や気温を抑えられ、庭全体が山野草に適した環境になっているのでしょう。住宅地で山野の風情を見せてくれる「太陽が大好きな庭」でした。(2018/5/6 記) |
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山野の風情の中で満開に咲く赤いシャクナゲやツツジ 木々の根元で咲くエビネ |
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和の落ち着いた雰囲気を醸し出している壁 |
Welcomeボード |
ダッチ・アイリスでしょうか? 斑入りの葉っぱに黄色い花はラミウム(ガリオブドロン)? |
ジュウニヒトエ シラユキゲシ |
山野の風情の中で満開に咲くシャクナゲ 様々な色のツツジ。間から見え隠れする大きな石が山の風情を醸し出します。 満開の細い花びらのツツジ。「花車」でしょうか? |
イチゲ? 古い木の株に植えられた草花 |
エンレイソウのような花 |
白花のハナミズキも満開 西側の門から眺める「太陽が大好きな庭」 |
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オブジェのような魅力が漂う枯れ木コレクション |
味わいタップリ・古株 |