「ローズヒル 菜の花 自然園」は社会福祉法人「おおぎだ」さんが運営する高齢者施設のガーデンで、今年初参加です。公開日は6月10日、11日。実は訪問前に2つの疑問がありました。 1つ目は「ローズヒル」の名前。バラ主体の庭ならば公開日は5月が適期なのでは? 2つ目は、同様に「菜の花」の名前。菜の花ならば公開日は4月が適期なのでは? 訪問してすぐにその点を尋ねると、答えは至って簡単でした。当施設は高齢者向けサービスの複合施設で、「ローズヒル」は特別養護老人ホームの名前、「菜の花」はケアハウスの名前。施設の事業内容を調べずに、ガーデンの特徴を示した名前であると早合点した私の勘違いでした。 ガーデンは施設南側の塀沿いに設けられ、塀と平行に人工芝が張られた通路が設けられています。塀の根元にはたくさんのバラが植えられ、通路周囲を様々な種類の花が埋め、その種類数は50を越えています。庭は施設開園時とほぼ同時に造られ、以来、施設の入居者やボランティアの皆さんはじめ、多くの団体や人々によって手入れされています。 残念ながら、訪問した6月11日にはバラは峠を越え、庭を埋めていたハナビシソウは咲き終え、またアジサイやヘメロカリスには少し早過ぎましたが、ユリやマリーゴールド、アリウム、シャスターデージーなどが咲き揃っていました。 花の咲き具合から、5月公開の方がバラを中心により多くの花に会えるかと思い、6月公開の理由を尋ねると、通路を車椅子が通れるように再整備する関係で6月に設定したとのことで、来年は5月公開を検討したいとのことでした。 高齢入居者が生きがいとして花を手入れし、施設訪問者や入居者が憩いの場所として過ごす当ガーデン。花と人との関りの新たな側面を知ることができました。(2017/6/19 記) |
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塀に絡んで咲く真っ赤なバラ 車椅子も通れる通路 咲き揃うアリウムやシャスターデージー |
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目にも鮮やかな真っ赤なバラ |
真っ赤なバラ |
サルビアやマリーゴールド 八重咲のドクダミ |
アゲラタムやマリーゴールド |
お花畑 |
ユリ 当オープンガーデンの協力者 |
ユリ 咲き始めたヘメロカリス |
お花畑 |