「Kogureナチュラルガーデン」は不思議世界。庭を一回り囲む自然石の石積みサークル。真っ先に浮かぶ用途はベンチですが、子供たちならばこの上を走り回りそう。真ん中には真っ白で尖塔のような大きなテント。テントの中には大人数人が入っても余裕があり、見るだけでアウトドア気分を誘います。庭の片隅には童話に出てくるような小屋。「中には何があるんだろう」と好奇心が湧きます。花壇の中や脇には読書する少女の石膏像や錆びた古いミルク缶の花台。所々に動物の置物やオブジェが置かれ、庭主さん手作りの様々な工作物がそこかしこを飾っています。不思議でメルヘン的雰囲気が漂いながらも、建物はシンプルでモダン。 一方、西側に隣接する庭主さんんのご両親の庭は、ここが住宅地の一画であることを忘れさせてしまう大きさの杜。巨木が何本も茂り、周囲の視界を完全に塞ぐ多数の樹木。小山のような築山。大きなソメイヨシノや八重桜、モミジが枝を広げながらも、庭を狭く感じさせません。庭で育つ大半は野鳥たちが置いていったお土産とのこと。また驚くのはこれだけ広大な庭でありながら、除草剤を使用せず、消毒もしないとのこと。たくさんの野鳥が訪れて虫を食べ、糞で植物の種を運び、野山と同様な自然が存在しているようです。 個性が光る庭「Kogureナチュラルガーデン」と、自然のサイクルが完結しているご両親の庭でした。(2017/5/17 記) |
|
エントランスを飾る花や置物 読書する少女の像が不思議な世界を創っていました |
庭の片隅に立つ小屋とデッキ 窓枠にからむツルバラ ハンギングバスケット |
化粧されたガスボンベ置き場や外壁 街灯 庭に造られた大きなテント |
|
錆びた古いミルク缶の花台が印象的 庭を丸く囲う自然石を積んだベンチ |
入り口脇で大きなハナモモが満開でした 八重桜が見ごろでした ソメイヨシノは散り、地面を桜吹雪で覆いました 築山 |
||
筑井孝子さん来訪前橋市在住の画家・筑井孝子さんが来訪し、お喋りを交わしながらほんの数十分で2枚の水彩画を描き、庭主さんにプレゼントしました。左が庭主さんの似顔絵、右が庭のテントです。 |
||