「花の命は短くて・・・」。オープンガーデンで毎年お邪魔していても別の顔を見せてくれる庭。そんなことを強く感じさせてくれたのが、こちらの「和庭の花・花」でした。 今回、訪問してまず感じたのが過去の様子と異なる庭全体の色調。訪問中は具体的に認識できなかったものの、撮った写真を整理し、昨年までの画像と比較して理由が分かりました。庭の各所で咲くヨシノツツジや桜、ハナモモ、シャクナゲ、トキワマンサク、椿、モクレンなどが、薄いピンクや濃いピンク、桜色、朱色や臙脂色など、赤色系統の花をつけて、今が見ごろと咲き、庭の奥の方では姫リンゴや桜、ツツジ、白花リキュウバイなどが真っ白な花を咲かせ、通り沿いでは大きなミモザがオレンジ色の花を空を覆うように咲かせ、緑が多めの和風庭園をアクセント的に彩ち、そのことが過去と異なった雰囲気を感じた理由でした。 過去の訪問日を振り返ると、2014年−5月14日、2015年−5月17日、2016年−4月23日。そして今年が4月15日・16日。5月の公開日だった2014年と2015年は今年の一ヶ月後、昨年は今年の一週間後。花の命は短くて、公開日のずれで見せてくれる様々な変化。今年はこちらの庭で、過去に見なかった赤色系統の様々な花を見せていただき、庭主さんが「和庭の花・花」と名付けた理由を今更ながらに理解しました。(2017/5/6 記) |
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赤い花満開のトキワマンサク シャクナゲも満開 |
朱色のツツジ ハナモモ |
ヨシノツツジ 臙脂色のツバキ |
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真っ赤なモミジの若葉 |
姫リンゴの花 青空に映えて咲くサクラ |
目に優しい白花 クリームの花が枝垂れるキブシ |
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ツルニチソウ |
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爽やかで清楚、白花を咲かす大きな木。白花リキュウバイ(利休梅) 大きなミモザがオレンジ色の花をたっぷりと付けていました 新緑の中でハルイチバンが目に鮮やか 庭の奥で咲く白花のツツジや赤い花。足元の草花が山野の風情を醸し出しています。 |