蔵の存在とユニークなガーデン名が印象的な「カフェきつねくぼの庭」。 蔵は家の東側の南北通り沿いに建ち、築造は明治29年(1896年)。今年120歳の白壁の蔵は重厚感が漂い、今も現役でアートギャラリーや音楽イベント会場として利用しているとのこと。一方、「カフェきつねくぼ」は庭の奥に建つ可愛らしい洋風建物。オープンは2014年3月。2年目を迎えて女性客を中心に人気を集めているようです。 ガーデンはこの2つの建物と主屋を囲むように造られています。蔵の北側の駐車場に立つと、真っ先に出迎えてくれるのは「蔵 きつねくぼ」と書かれた木製のボードと、赤やピンク、ハダ色の大小様々なバラ。その根元にはハーブやギボウシ、小さな花たちが埋めています。 駐車場隅のバラのアーチをくぐり、ライムストーンの遊歩道に導かれて進むと、右手に主屋、左手に蔵へと続きます。カフェは奥の数段の階段を上り、六角形のパーゴラ脇を抜けるとあります。今年は、カフェ入り口左手の庭も加わって、芝生が広がるスペース脇にはベンチが置かれ、草花が飾っています。 華やかにダイナミックに咲くバラ、ペチュニアなどの寄せ植え、根元や足元を埋めるハーブや山野草、ツタなどの密やかな存在、これらが和と洋を程よく調和させ、憩いの空間が広がっています。所々に置かれたオブジェや大きな鉢、小物も可愛らしく洒落ていて、どこもオープンカフェの雰囲気です。ここに座ってコーヒーやハーブティーなどを飲みながら庭を眺めれば、贅沢なひと時が過ぎます。 蔵と主屋、カフェの3つの建物を包む和と洋が調和した庭「カフェきつねくぼの庭」でした。(2016/5/22 記) |
蔵の北側の駐車場で迎えてくれる「蔵 きつねくぼ」と書かれたボードとバラ 2016/5/14 駐車場脇を飾る赤やピンク、ハダ色の大小様々なバラ 2016/5/14 ペチュニアやバラの大きな鉢 2016/5/14 |
大輪の白バラとピンクの小さなバラの生垣 大輪の肌色のバラ |
バラの根元を埋めるギボウシなど 白とピンクのグラデーションの小さなバラ |
分厚い白壁と重厚感あふれる窓 |
蔵とパーゴラの間を埋めるツタやツルニチニチソウ、クリスマスローズなどの葉っぱ 2016/5/14 和と洋をつなぐ仲介役はハーブ?の鉢植え 2016/5/14 |
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カフェ入り口脇の庭 蔵の脇は和の装い 緑の中に置かれた石灯篭やオブジェ ライムストーンの石畳、カーペット状の花 |
白いテーブルとフウロの鉢植え 蔵の脇は和の装い 蔵の窓、木製の腰壁が落ち着いた雰囲気を醸し出します 南側入り口。木をくり抜いた椅子が味わい深い |