いせさき明治館で「縞と矢羽根の銘仙展」が開かれています。9月1日(土)に始まったこの催し、縞と矢羽根模様の女物の銘仙53点が集められ、明治館の1階と2階の和室に展示されています。 縞模様は大胆な大柄から、細いストライプ状のものまで、様々な模様の銘仙が展示されています。 矢羽根はその字の通り、矢に使用された鳥の羽根ですが、それを模した矢羽根柄の着物は、江戸時代の結婚の時に花嫁に持たせる風習があったとのことです。 射た矢は戻ってこないことから、嫁がせた娘が出戻りをしないようにとの想いを込めた、縁起のいい柄のようです。 会期は今月末の30日(日)までです。土日も見学できますので、どうぞ足を運んでみてください。(2012/9/8 記) ●期間:9月1日(土)〜30日(日) ●時間:午前10時〜午後5時 ●休館日:月・火曜日 ただし、9月17日(敬老の日)は開館。 ●問い合わせ:いせさき明治館 |
→「いせさき明治館100年物語」 (期間:2012/7/11〜2013/3/31) |
板に並べられた銘仙。 子どもの頃の昭和中期、母が、糊付けした着物生地を 板に張り付けていた姿を思い出します。 2012/9/5 歌舞伎で使用されるような色調の縞模様 2012/9/5 |
パステルカラーの爽やかな縞模様と チョコレート色の温かい感じの縞模様 2012/9/5 |
NHKの連続ドラマ「カーネーション」で主人公の糸子が着たのと同じ着物 2012/9/5 |
ずらりと並んだ縞模様 2012/9/5 2012/9/5 |
緑の素地に赤とアイボリー。粋でモダン。 2012/9/5 可愛らしく若々しい色合い 2012/9/5 |
矢羽根の色がグラデーションになっています 2012/9/5 布地が透けて夏向き銘仙 2012/9/5 |
緑と赤が基調のモダンな着物 緑と赤と言えば、GUCCIの基調色だったような? 2012/9/5 |
シックで落ち着いた大人の雰囲気 2012/9/5 |
粋な感じの縞柄 2012/9/5 |
こうして飾ると、タペストリーのようです。2012/9/5 生地が透けて涼しそうな矢羽根柄 2012/9/5 |
2012/9/5 若い女の子が着たら似合いそう。 ダイアモンド模様のような、井桁模様のような 良く見ると小さな矢羽根が4つ。 2012/9/5 |
落ち着いた縞柄 2012/9/5 |
1階和室に飾られたたくさんの縞柄模様の銘仙 2012/9/5 2012/9/5 |
小さな矢羽根模様が可愛らしい 2012/9/5 |
緑と赤とアイボリーのモダンな縞柄 2012/9/5 華やかで若々しい縞柄 2012/9/5 |
ちょっと変わった矢羽根模様 2012/9/5 |
和室とピアノと着物 2012/9/5 落ち着いた色調の縞柄 2012/9/5 |
大胆な縞柄やストライプ状の縞柄など 2012/9/5 2階和室に飾られたたくさんの縞柄と矢羽根柄の銘仙 2012/9/5 いせさき明治館の2階の廊下。明治、大正、昭和が漂っています。2012/9/5 |
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銘仙展の見学を重ねるごとに感じるモダンさ、大胆さ。明治館に勤めるK女史のおかげで、「銘仙は地味」と言う先入観は、とうに消え去っていますが、それでも、色々な銘仙企画展の見学を重ねる度に感じる新鮮な驚き。 これらの柄や色調。古くて新しい要素を多分に持つ銘仙。着物が日常風景からほぼ消え去った日本ですが、不況を勉強材料に古き良き時代の日本文化やスローライフが見直されいる昨今、展示用やイベント用だけでなく、日常生活に復活する日も来るのではないでしょうか。(2012/9/8 記) |