去る6月5日、伊勢崎市役所に所要があって出かけたついでに、北館の「伊勢崎市観光協会」に立ち寄ってみると、休日のイベント会場でいつも出会うKさんとTさんが何やら忙しそうに動き回っていました。 良く見ると周囲の職員さんの机の上には葉書大の紙やら布やらがたくさん並べられ、皆さんが一斉に作業を行っていました。伺ってみると、「伊勢崎銘仙 ポストカード」がたった今届き、その最後の仕上げとして、銘仙の布をカードに貼り付ける作業を行っているとのこと。 今回、取り合えず50セットを作成し、6月8日から13日まで、「横浜開港150周年記念」イベントに参加し、伊勢崎を紹介する傍ら、このポストカードを販売して来るとのことです。1セット2,000円です。私もその場で、糊付け間もない、出来立てほやほやのセットを1つ購入し、記念すべき第一番目の購入者となりました。 |
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このセットには実際の伊勢崎絣を使用し、中でも併用(へいよう)絣と緯総(よこそう)絣は現存している布も残り少なく、非常に貴重な製品です。今回作成するセット数もその関係で大量生産ができず、横浜のイベントの50セットを除くと、400〜450セットの限定数になります。販売は6月19日(予定)から、伊勢崎市観光協会と華蔵寺公園北側入り口脇のアンテナショップの2箇所での販売になります。(2009/6/9 記) ※問合せ先:伊勢崎市観光協会 電話:0270-24-5111(代) |
−伊勢崎銘仙 ポストカード− (この文章はポストカードセットの裏面の案内文を転記しました)ここ、群馬県伊勢崎市に江戸時代から伝わる伊勢崎銘仙の絹織物を美しいポストカードにしました。 伊勢崎銘仙は、すべて糸を染めてから織っていく、先染めの技法で作られています。 特徴は、古典的、伝統的な柄から、自由な曲線を生かした絵画のようなカラフルでモダンな柄まで、多種多様にあることです。 このポストカードは、伊勢崎織物の長い歴史と伝統の上に発展した、代表的な5技法で織られた銘仙布で作りました。 かつて日本中の女性に愛され、着物用として全国を席捲した伝統の技−伊勢崎銘仙。 旅のたよりに、またフォトフレームなどに飾って、綿々と伝え継がれた職人たちの作り上げた織物の世界をお楽しみください。 伊勢崎銘仙ポストカード作成協力 |
伊勢崎銘仙ポストカードセットの封筒の内側 セットには5つの技法で織られた伊勢崎銘仙の実物の布が使われています。 (案内文は左に転記してあります) |
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伊勢崎銘仙ポストカードセットの表紙
ポストカードの表(5種類共通) |
@括(くく)り絣
B併用(へいよう)絣
D解し(ほぐし)絣
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A板締(いたじめ)絣
C緯総(よこそう)絣
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