8月29日より、伊勢崎に生まれた二人の芸術家、礒部草丘氏と森村酉三氏の作品展が開催されています。 私は初日の午後、会場のベイシアIS伊勢崎店 4階 ISホールへ出かけました。 訪れた時、ちょうど琴の演奏を行っていて、会場全体に、和服を着た四人の婦人方が奏でる琴の音が響き、また会場の片隅にはお茶席も設けられ、何ヶ所かに配置された和風の生け花と共に全てが「和」の調和を生み出し、会場に展示された数多くの磯辺草丘の日本画を落ち着いた雰囲気で彩っていました。 会場は撮影禁止なのでここで作品を紹介することはできませんが、ポスターにも使用された畳2畳ほどの大きな風景画を中心に、墨絵の色紙絵や掛け軸の日本画、一瞬油絵かと思わせる夕焼けに輝く赤城山、1本の桜の木が背景を抑えて明るい光を受けて立っている風景画、淡いタッチの水彩画のような里の風景画、中国の山水画のような絵など、一言で簡単に日本画とは言い表せない題材、あるいは手法や技法、構図で描かれた数多くの絵が展示されています。 展示は9月6日まで行われています。次回の開催は2年後と聞きます。この機会に是非お出かけください。 ※展覧会に直接は関係ないのですが、礒部草丘氏と同時に展示されている森村酉三氏は伊勢崎の旧森村家で生まれましたが、高崎の百衣観音の原型を製作したことでも有名です。そしてそれが田中角栄氏と繋がるこんな逸話も・・・ |
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琴の演奏中の展覧会場。会場の生け花にはワレモコウやススキ、リンドウが使われ、 早くも秋の気配が漂い、草丘氏の絵と調和しています。 2009/8/29 ※会場は撮影禁止ですが、上の写真は琴の演奏風景や会場全体の雰囲気をお伝えするために特別に撮影を許可されています。 |
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伊勢崎市収蔵美術展 礒部草丘 と 和の世界 平成21年8月29日(土)〜9月6日(日)午前10時〜午後6時まで ベイシアIS伊勢崎店 4階 ISホール |
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会場内イベント |
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【同時企画展】 森村 酉三 作品展示 |
生け花の展示 |
お茶席 | |
サブイベント | |
主催:伊勢崎市経済部文化観光課 協力:伊勢崎いけばな協会、伊勢崎茶道会、伊勢崎邦楽舞踊協会、琴謡会 |
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