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＝織りの芸術＝

至宝のいせさき銘仙展Ⅲ 2015

2015年2月21日（土）～3月29日（日）

掲載日：2015/2/23

　いせさき明治館で、「至宝のいせさき銘仙展Ⅲ」が始まりました。会期は2月22日（土）から3月29日（日）まで。
　今年の「いせさき銘仙の日」は3月7日（土）の開催。その日を挟むように開催される「至宝のいせさき銘仙展」は今年で３回目。
　他の銘仙企画展のように、特定の色や柄の特徴で集めたコレクションではなく、様々な着眼点で集めた銘仙たる銘仙の着物や反物、約40点です。大胆柄、繊細な柄、華やかな柄、豪華な柄、ユニークなデザイン、凝った織り方等々、その特徴は様々です。
　テレビや新聞等で取り上げられる機会が増えた伊勢崎銘仙。いせさき明治館の来場者も市外や県外から多く訪れ、先日は英国立ビクトリア＆アルバート博物館のアジア地域責任者が来館したとのこと。関心が低いのは意外にも伊勢崎市民かも知れません。伊勢崎が誇った伝統の織物産業「伊勢崎銘仙」。この機会に出かけてみてはいかがでしょうか。（2015/2/23 記）

「いせさき明治館」（伊勢崎市曲輪（くるわ）町）
開館時間＝10時～17時。月・火曜日休館。入館無料。ＴＥＬ 0270-40-6885

掲載日：2015/3/3　▲ページTopへ

ロサンゼルス・カウンティ美術館の「近代の着物」展

会場を飾った伊勢崎銘仙

　アメリカ西海岸最大の美術館「ロサンゼルス・カウンティ美術館」で、昨年（2014年）7月５日から10月19日の間、「近代の着物」展が開催され、伊勢崎銘仙など約30点が展示されました。
　いせさき明治館開催の様々な銘仙企画展を始め、上毛新聞や朝日新聞など新聞メディアで取り上げられる回数も増え、また、女性を中心とする何人かの着物コーディネーターの活躍によって脚光を浴びている伊勢崎銘仙。
　NHKの連続ドラマ「カーネーション」や「花子とアン」で主役たちが伊勢崎銘仙を着用し、全国から脚光を浴び、昨年暮れに首都圏のデパートで行われた着物展においても人気を博し、会期を延長したとのこと。これら話題に尽きない伊勢崎銘仙。

　大正から昭和初期にかけて、主に首都圏や関西方面を中心に、女性の着物の６，７割を占めたと言われる伊勢崎銘仙。かつては、伊勢崎織物組合の総売り上げは群馬県予算を越えていた話も有名な話。この伊勢崎銘仙が今再びブレイク中ですが、その生産地であった地元伊勢崎市よりも県外や首都圏で人気のようです。いせさき明治館のスタッフさんに尋ねると、市外の皆さんの関心が高く、東京や横浜、京都などからも訪れているとのこと。
　そう言えば、私も明治館前の通りや本町通りで、「いせさき明治館ってどこですか？」と２，３度尋ねられたことがあって、「どちらからお出でですか？」と尋ねると、「市内なんですよ」と言われてガックリ。すかさず「え～、伊勢崎市民ですか～？もっとどんどん来てくださいよ～！」と熱烈モードでお願いしてしまいました。

　話が脱線しましたが、先日の記事で、英国立ビクトリア＆アルバート博物館のアジア地域責任者がいせさき明治館を訪れたことを紹介し、今回はアメリカ・ロサンゼルス・カウンティ美術館のニュース。今や、一部熱烈なファンの間だけでなく、首都圏や海外において高い評価を得ている伊勢崎銘仙です。皆さん、特に伊勢崎の地元の皆さん、うかうかしていると、関心を持った頃には全部市外に流出なんてことになってしまうかも知れません。どうぞどうぞお早めに。（2015/3/3 記）

→ロサンゼルス・カウンティ美術館「近代の着物」展の記事
→ロサンゼルス・カウンティ美術館（略称 LACMA：Los Angeles County Museum of Art）

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（１）玄関を飾る伊勢崎銘仙
（２）（４）（６）（８）鶴谷順子（つるがやよりこ）さんの銘仙つるし雛	（３）（５）（７）銘仙フラワーリース
（９）一階洋間を飾る伊勢崎銘仙