久々に青空が広がった先月9月30日、沼田市へ葡萄を買いに行った帰り、赤城南麓の「道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡」に立ち寄りました。お決まりのソフトクリームを購入し、甘い物を食べる時の罪悪感を減らすため、牧場まで足を伸ばして広大な芝生広場をウォーキング。 展望台へ向かって歩いていると、前方に白い物体が2つ。 「あ~、誰かがボール遊びして置き忘れてしまったんだろう」 と近づくと、、ボールじゃなくキノコのよう。でもサッカーボールに匹敵するような大きさ。まん丸じゃなく、細長く”ふわふわドーム”のよう。 「デカイッ!」メジャーは持参していなかったのですが、長径20~30cmはありそう。 ウェブで調べると、どうやらオニフスベのよう。オニフスベとすれば食用にできるようですが、キノコは似て非なりの物があるので、断定は危険。何とも言えません。(2020/10/24 記) |
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広大な芝生広場に白く大きなボールが転がっているよう 2020/9/30 |
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長径20~30cmの白く大きなキノコ1つ目 2020/9/30 長径20~30cmの白く大きなキノコ2つ目 2020/9/30 この芝生広場に生えていました 2020/9/30 |
”道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡”の風車”道の駅 ぐりーんふらわー牧場・大胡”の風車。後方には赤城山の鍋割山と荒山。2020/9/30 |
【オニフスベ】 ハラタケ目、ハラタケ科、ノウタケ属、オニフスベ(C.nipponica) 日本特産で夏から秋、庭先や畑、雑木林、竹林などの地上に大型の子実体を生じる。一夜にして発生するので驚かれるが珍しいものではない。子実体は白色の球状で、直径は20-50cmにも達し、あたかもバレーボールが転がっているように見える。幼菌の内部は白色で弾力があるが、次第に褐色の液を出して紫褐色の古綿状になる。 肉が白い幼菌は皮をむいて調理すれば食用になる。柔らかいはんぺんのような食感とわずかな風味を持ち、美味ではないが不味でもない。 |
先日8月30日の夕方、伊勢崎市の西部公園から広瀬川右岸のサイクリングロードに取り付き、川の流れや堤防下の集落を眺めながら三ツ家橋に向かってペダルを踏んでいると、堤防斜面に何やら白く丸い物を発見。 「ん、何じゃあれは?ひょっとしてキノコ?こんな場所に?」 近付いてみると、まさかのキノコ。しかも、直径15cmはありそうな大きさ。 「ん~~、デカイ!」 これは珍しいと思い、色々な角度から何枚も写真を撮り、惜しみながら堤防を下りて下の道路に出ると、こちらにもたくさん生えています。 珍しい気持ちが薄らぎつつもここでも何枚か撮り、三ツ家橋の下をくぐって再び堤防に上ると、またまたいっぱい。こちらは斜面に生えているので、横からの姿が取り易い。 「こんなに生えているんじゃ、今までもきっと生えていたキノコに違いない、何で、気が付かなかったんだろう?」 過去に数え切れないほど走っているこの場所、まだまだ新発見があります。今年は猛暑続きの後、大雨が降ったり曇天が多かったりで、そんな気候も影響したかも知れません。 ネットで調べると、シロオオハラタケかドクツルタケのようです。両者がそっくりなので、同定は難しいですが、シロオオハラタケならば食用で、マッシュルームに似た味がするとのこと。一方、テングタケ科のドクツルタケならば猛毒とのこと。判別が難しいので、触ったり食べたりしない方が良さそうです。(2014/9/4 記) |
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広瀬川の堤防斜面に生える白く丸いキノコ (伊勢崎市太田町) 2014/8/30 メジャーを持参しなかったので、ペットボトル と比較してみました。 2014/8/30 |
まん丸の傘が可愛い 2014/8/30 柄の太さは予想に反して細い。蛇の目傘のような姿。 2014/8/30 |
生え始めの頃は、傘の形が饅頭のようです。 2014/8/30 3つがくっ付いて、キノコ3兄弟 2014/8/30 |
2つ並んでキノコ2姉妹 2014/8/30 ビッシリと細かい”ひだ” 2014/8/30 |
【シロオオハラタケ】 担子菌類マツタケ目ハラタケ科。夏から秋にかけて、草地や畑地、林の周辺などに群生する。傘は径 10~15cm。初めは球形、のちに丸山形から平らになる。表面は初め白色、のちに帯黄色。ひだは白色より淡灰紅色を経て黒褐色になる。 【ドクツルタケ】 ハラタケ目テングタケ科テングタケ属のキノコ。日本で見られる中では最も危険な部類の毒キノコ。北半球一帯に分布。初夏から秋、広葉樹林及び針葉樹林の地上に生える。中型から大型で、色は白。柄にはつばとつぼ、そしてささくれがある。 |